「やりかねない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは日頃の会話の中で「やりかねない」という表現を耳にしたことがあるかもしれません。
この言葉も決して特別な言い回しの言葉ではなく、自然に会話の中で口から出て来るものかもしれません。
しかし、あまりに自然に使われている言葉なので、改めて意味を調べてみる機会もないことでしょう。
そこで、今回はこの「やりかねない」にフォーカスしていくことにします。
目次
- 「やりかねない」とは?意味
- 「やりかねない」の表現の使い方
- 「やりかねない」を使った例文と意味を解釈
- 「やりかねない」の類語や類義語
「やりかねない」とは?意味
「やりかねない」とは、「ある人物がある行動を取ってしまうかもしれない可能性が十分にありえること」や「そのような行動が状態に陥いることが考えられるさま」を意味している言葉です。
「やりかねない」の表現の使い方
「やりかねない」とは「対象となっている人がある行動を取る可能性があること」という意味があるので、人があまり好ましくないことをやろうとしている場面で使われることになります。
「やりかねない」はあまり良いことで使われることはなく、どちらかと言うと、悪いケースで使われることが多い言葉です。
「やりかねない」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「やりかねない」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「やりかねない」を使った例文1
- 「やりかねない」を使った例文2
「やりかねない」を使った例文1
「僕の隣に住んでいる男性は、どんな悪いことでもやりかねない人に思えてしまうですが、実際に話をしてみると意外にいい人だったことが分かった」
隣に住んでいる人が悪事を「やりかねない」人物のように思っていたいうことは、外見的に悪そうな顔をしている人だったのか、過去に何か犯罪歴のなる前科者だったことで、何かを「やりかねない」人に思ったのかもしれません。
しかし、実際に会話をしてみると、本当はいい人だったのです。
「やりかねない」を使った例文2
「あいつは金のためなら、どんなことでもやりかねない危ない奴なんだ。近づかない方がいい」
「世の中、全て金」と考えている人がいるものです。
そんな考え方をしている人は、お金を手にするために、なんでも「やりかねない」危なさがあるのです。
たとえ犯罪に手を染めることになったとしても、全くそのことをいとわないのですから、恐ろしいことです。
「やりかねない」の類語や類義語
「やりかねない」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのようなものがあるかを見て行くことにしましょう。
- 「やるかもしれない」
- 「何かしでかいそうな」【なにかしでかしそうな】
「やるかもしれない」
「やるかもしれない」という表現が「やりかねない」に近い意味を持つ類義語となります。
「ある行動をすることが予想されること、可能性のあること」という意味になりますが、「やりかねない」と異なり、いい意味で使われることもある表現です。
「彼は大きな偉業をやるかもしれない」というような使い方もできます。
「何かしでかいそうな」【なにかしでかしそうな】
「何かしでかいそうな」という言葉も「やりかねない」の類義語として扱うことができます。
「想定外のこと起こしてしまう可能性がある」という意味で使われています。
「やりかねない」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、ごく普通に日常生活の中で出て来る言葉だけに、普段のコミュニケーションの中で意識しておきたいものです。