「さじ加減が難しい」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話や小説などで「さじ加減が難しい」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「さじ加減が難しい」の意味
- 「さじ加減が難しい」の表現の使い方
- 「さじ加減が難しい」を使った例文と意味を解釈
- 「さじ加減が難しい」の類語や類義語
「さじ加減が難しい」の意味
「さじ加減が難しい」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「料理に味を付ける際に、調味料の入れ具合にコツがあること」という意味です。
料理は塩や砂糖の量が少し違うだけでも味が変わってしまい、中々思ったような味付けができないことを言います。
2つ目は「ものごとを行う時の程度や力の入れ具合が分りにくいこと」という意味です。
目的を達成する為に、何をどの程度、どの様になど、細かい設定が必要になり、その調節が複雑なことを言います。
- 「さじ加減が難しい」の読み方
- 「さじ加減」とは
「さじ加減が難しい」の読み方
「さじ加減が難しい」の読み方は、「さじかげんがむずかしい」になります。
「さじ」は「匙」と書くのですが、読み難い為に平仮名表記されることが多くなります。
「さじ加減」とは
「さじ加減が難しい」の「さじ加減」とは、「薬を調合する時の分量の違い」「料理の味付けの具合」「手加減」という意味があります。
「匙(さじ)」とは、江戸時代に医師が薬を調合する時に使った医療道具のことを言います。
医師の薬の調合次第で患者の健康が左右される、という意味からきています。
「さじ加減が難しい」の表現の使い方
「さじ加減が難しい」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- すぐに変化することに使われる
文法的な使い方
「さじ加減が難しい」は形容詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「さじ加減が難しく」になり、名詞形は「さじ加減の難しさ」になります。
すぐに変化することに使われる
「さじ加減が難しい」は、ほんの少しの調節の違いで味やものごとが変化してしまうことに対して使われます。
ビジネスにおいては顧客との関係や交渉ごとに対して使える言葉です。
「さじ加減が難しい」を使った例文と意味を解釈
「さじ加減が難しい」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「さじ加減が難しい」を使った例文1
- 「さじ加減が難しい」を使った例文2
「さじ加減が難しい」を使った例文1
「一流レストランの味にするには、隠し味のさじ加減が難しい」
調理の味を一流レストランと同じにするには、隠し味としていれる食材の量の調節が大変であると言っています。
「さじ加減が難しい」を使った例文2
「顧客との交渉で値引きのさじ加減が難しい」
顧客との交渉で、ギリギリのところで値引きに合意させるのが大変だと言っています。
「さじ加減が難しい」の類語や類義語
「さじ加減が難しい」の類語や類義語を紹介します。
- 「バランスが取りにくい」【ばらんすがとりにくい】
- 「中々いい塩梅にならない」【なかなかいいあんばいにならない】
「バランスが取りにくい」【ばらんすがとりにくい】
「複数あるものを、丁度良い具合に釣り合わせるのが困難である」という意味です。
「中々いい塩梅にならない」【なかなかいいあんばいにならない】
「丁度良い加減にするのが難しいこと」という意味で、「塩梅」とは「調理をする時に塩と梅の加減が丁度良いこと」から来ています。
「さじ加減が難しい」は「料理に味を付ける際に、調味料の入れ具合にコツがあること」「ものごとを行う時の程度や力の入れ具合が分りにくいこと」という意味がありまう。
微妙な加減が必要なものごとに対して使いましょう。