「理外」の意味とは?類語や例文など詳しく解釈!
この「理外」は、一見では何かの略語に見えてしまいますが、そういった言葉ではありません。
目次
- 「理外」の意味
- 「理外」の表現の使い方
- 「理外」を使った例文と意味を解釈
- 「理外」の類語や類義語
「理外」の意味
「理外」とは、「一般的な常識や道理の外」と解釈して使う言葉です。
先のように略語だと考えてしまい、「理解の外」が縮まったものだとして使っている例もまま見掛けるので注意してください。
そちらの解釈だと「自分が理解できない」ことといった意味になりますが、そうではなく、一般常識では考えられない、説明ができないという解釈で用いられる言葉となっています。
- 「理外」の読み方
「理外」の読み方
「理外」の読み方は、「りがい」になります。
この読み方と言えば、「利害」という言葉の方がよく使われていますが、こちらもきちんとパソコンやスマホの変換で「りがい」とすれば出てくる言葉です。
「理外」の表現の使い方
「理外」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、先のように「自分が理解ができない」という意味ではないので、まずその点に気を付けないといけません。
正しい使い方として、「理外ではあるものの、一理はあるかも知れない」のように用いられる言葉で、一般的な常識や道理からは外れているものの、一理はある(汲むべきところはある)という解釈になります。
基本的にはこのような使われ方をする言葉で、「それはさすがに理外だろう」(常識や道理の外だろう)などという使い方もまま見られます。
「理外」を使った例文と意味を解釈
「理外」を使った例文と、その意味の解釈です。
この言葉を使った「理外の理」(りがいのり)という表現があります。
- 「理外」を使った例文1
- 「理外」を使った例文2
「理外」を使った例文1
「理外の理としか表現できないことが、何故か平気でまかり通っている」
この「理外の理」と使うと、「一般的な常識や検知からは外れているものの、成立してしまっている道理」という解釈になります。
そのような事例は、普通に考えればおかしいと誰にでも分かるものです。
しかし、具体的な例こそ挙げませんが、世の中ではそういったことが平気でまかり通っている場合もあります。
「理外」を使った例文2
「理外ながら、結果が出ているでよしとしよう」
普通に捉えれば、常識から外れているものの、結果は出ているのでいいだろうと使っています。
これは、いわゆる「結果オーライ」の1つだと考えることができます。
「理外」の類語や類義語
「理外」の類語や類義語を紹介します。
こちらも「理外」と同様に、一般にはあまり見聞きしない言葉です。
- 「非理」【ひり】
「非理」【ひり】
「道理に外れる」という意味で使われます。
世間的な「道理」が対象になるので、「非道」(ひどう)に近いと考えていいでしょう。
「非理な行いは、断じて慎むべき」のような用い方になります。
「理外」は略語という訳ではなく、この形で「常識や道理の外」というきちんとした意味のある言葉となっています。
例文で挙げた「理外の理」という使い方も合わせて覚えておくといいでしょう。