「年相応」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「年相応」という表現は、使う人によっては失礼になってしまうことがあります。
目次
- 「年相応」の意味とは?
- 「年相応」の表現の使い方
- 「年相応」を使った例文と意味を解釈
- 「年相応」の類語や類義語
「年相応」の意味とは?
「年相応」は、「(実際の)年齢に合っている」という意味で使う言葉です。
「少しは年相応な格好をしろよ」などという使われ方が多く、とても年齢に合った格好ではないという場合にそのように言われてしまうことがあります。
主に服装や格好、髪型などの外見的なものを対象にして使われる言葉ですが、持ち物や仕草、言動などが年齢に合っていないと思った時にも用いられます。
- 「年相応」の読み方
「年相応」の読み方
「年相応」の読み方は、「としそうおう」になります。
「年齢相応」(ねんれいそうおう)と使われることもあり、どちらでも同じ意味です。
「相応」は「ふさわしい」というそのままの意味で用いています。
「年相応」の表現の使い方
「年相応」の表現の使い方を紹介します。
年齢に合っていないという意味には二種類あり、1つは年の割に幼く見えてしまう、もう1つはもっと年をとっているようだとなる解釈ですが、この言葉だけではそのどちらなのか区別が付きません。
ですが、実際に使われる場面では、年の割に若作りをしていたり、年にしては渋い格好といったような場合が多い為、どちらとして使っているか分からないことはまずないでしょう。
「年相応」を使った例文と意味を解釈
「年相応」を使った例文と、その意味の解釈です。
ネットでの文章にも使われることがある言葉です。
- 「年相応」を使った例文1
- 「年相応」を使った例文2
「年相応」を使った例文1
「少しは年相応な書き込みをして欲しいものだ」
実際の年齢が(大体)分かっていて、それにしては幼い表現と言わざるを得ない書き込みだと解釈できます。
「幼い」と直接使ってはいないものの、明らかにそちらだと判断できる例です。
ネット上ではそのようなものがよく見られるので、それらに対してこんな使い方をされています。
「年相応」を使った例文2
「さすがに部長らしい、年相応な発言だったと思う」
このような使い方は、冒頭のように失礼になってしまいます。
あまり目上の人に使うべき言葉ではなく、発言や格好について茶化せるような間柄でもないと無理に用いるべきではありません。
「年相応」の類語や類義語
「年相応」の類語や類義語を紹介します。
「年齢相応」は既に挙げているので、その他の言い換え表現になります。
- 「年齢なり」【ねんれいなり】
「年齢なり」【ねんれいなり】
「年齢なりのファッションが一番だ」のような使い方をされる言葉で、「年相応」とそのまま置き換えて使うことができます。
どちらもほとんど同じ意味で、堅い、そうでもないという違いも特にない為、純粋に言い換えができると考えて構いません。
この「年相応」は、そうではないと使われることが多い言葉ですが、逆にそうだと使っても構いません。
どのような使い方でも、目上の人には失礼になる場合があるので気を付けて使ってください。