「至上命令」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「至上命令」の意味

「至上命令」の意味は以下の2つです。

1つ目は「絶対に従わなければならない命令のこと」という意味で、軍隊やビジネスなどで、自分の上司から「必ず遂行する様に」と命令される任務のことです。

ものごとの最も重要な局面に影響する任務であることが多く、半ば命がけでやり遂げることが求められます。

2つ目は「他の全てのことに優先して行わなければならないこと」という意味で、自分が命じられている任務の中で最も重要度が高いことを言います。

とにかくその任務を早く達成しなければならない時の表現です。

• 「至上命令」の読み方
• 「至上命令」を分解して解釈

「至上命令」の読み方

「至上命令」の読み方は、「しじょうめいれい」になります。

「至」は「し」と読むことを覚えておきましょう。

「至上命令」を分解して解釈

「至上命令」は「至上+命令」で成り立っています。

「至上」とは「この上もないこと」「最高なこと」という意味です。

「命令」は「上の者が下の者に対して、あることをする様に言い付けること」「国で制定する法的措置の総称」「行政が特定の人に対して課す処分」という意味があります。

これらの言葉が組み合わさり「上の人からのこの上もない言い付け」「従わざるを得ない言い付け」という意味で使われています。

「至上命令」の表現の使い方

「至上命令」の表現の使い方を紹介します。

• 文法的な使い方
• 絶対的な命令に使う

文法的な使い方

「至上命令」は名詞であり、文末に使う時には助動詞を伴って「至上命令だ・である」になります。

「至上命令により」として、その後に内容を伝える文章が続くこともあります。

絶対的な命令に使う

ビジネスで「至上命令」とは、「自分に課せられた重要な任務」のことを言います。

軍隊や法律ほど厳しくないのですが、社会人の厳しさを表す言葉として比喩的に使われることもあるのです。

「至上命令」を使った例文と意味を解釈

「至上命令」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「至上命令」を使った例文1
• 「至上命令」を使った例文2

「至上命令」を使った例文1

「至上命令により半年以内に売上を今より10%増やさなくてはならない」

社長や役員からの命令で、半年以内に売上を増やさなければならないという厳しい状態を表しています。

「至上命令」を使った例文2

「今日中に仕上げる様にとの至上命令が下った」

遅れている仕事を何としてでも今日中に仕上げる様にと上司から命令されたことを表しています。

「至上命令」の類語や類義語

「至上命令」の類語や類義語を紹介します。

• 「ミッション」【みっしょん】
• 「有無を言わせない」【うむをいわせない】

「ミッション」【みっしょん】

「果たすべき役割」「軍事目標を達成する為の行動」「キリスト教の伝導組織」という意味があります。

「有無を言わせない」【うむをいわせない】

「相手の意思に関係なく強制的にものごとを行わせること」という意味です。