「残り香が漂う」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語の中で「残り香が漂う」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「残り香が漂う」の意味
- 「残り香が漂う」の表現の使い方
- 「残り香が漂う」を使った例文と意味を解釈
- 「残り香が漂う」の類語や類義語
「残り香が漂う」の意味
「残り香が漂う」の意味は、「人が立ち去った後に良いにおいが周囲に残っていること」です。
香水やコロンを付けている人が側を通り過ぎたり、エレベーターなど狭い場所から立ち去った時に、その香りが残っていて他の人にも分ることを言います。
香水を使っていなくても、シャンプーやトリートメント、整髪料、制汗剤、更には衣料用洗剤の香りが残っていることもあります。
人は自分のにおいには慣れてしまっているので気付かないのですが、慣れないにおいには敏感なことから、他人が気付いた時の表現です。
- 「残り香が漂う」の読み方
- 「残り香が漂う」を分解して解釈
「残り香が漂う」の読み方
「残り香が漂う」の読み方は、「のこりががただよう」になります。
「香」は「かおり」ではなく「が」と読み、人によっては「か」と読むこともあります。
「残り香が漂う」を分解して解釈
「残り香が漂う」は「残り香+が(助詞)+漂う」で成り立っています。
「残り香」の「香」は「良いにおい」「漂ってくるにおい」「衣服に香りを付けて楽しむ為のもの」という意味があります。
「残り香」で「人が立ち去った後にもにおいが残ること」という意味です。
「漂う」は「香りなどが風に運ばれてあたりに満ちること」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「人が立ち去った後に、においが当たりに満ちること」という意味で使われています。
「残り香が漂う」の表現の使い方
「残り香が漂う」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良い意味で使う
文法的な使い方
「残り香が漂う」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「残り香が漂い」になります。
良い意味で使う
「残り香が漂う」は、立ち去った人に対して周囲の人が良いイメージを持っている時に使います。
ほのかに香る時の表現であり、ニオイがきつい時には使いません。
「残り香が漂う」を使った例文と意味を解釈
「残り香が漂う」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「残り香が漂う」を使った例文1
- 「残り香が漂う」を使った例文2
「残り香が漂う」を使った例文1
「女性が通り過ぎた後に残り香が漂った」
立っている自分の目の前を女性が通り過ぎた後、香水の良い香りがしたことを表しています。
「残り香が漂う」を使った例文2
「エレベーターに彼の残り香が漂っている」
非常にオシャレな男性がいて、今までエレベーターに乗っていたことがすぐに分る様子を表しています。
「残り香が漂う」の類語や類義語
「残り香が漂う」の類語や類義語を紹介します。
- 「移り香」【うつりが】
- 「まだ微香がする」【まだびこうがする】
「移り香」【うつりが】
「他のものの香りが、洋服や髪の毛などに伝わって残っている様子」という意味です。
「まだ微香がする」【まだびこうがする】
「かすかな香りがすること」という意味で、「まだ」が付くことで既にその香りの主はいないことを表しています。
「残り香が漂う」は「人が立ち去った後に良いにおいが周囲に残っていること」という意味です。
オシャレな人やセクシーな人に対して使いましょう。