「苦笑混じり」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「苦笑混じり」の意味

「苦笑混じり」とは、どこか、不快感、呆れという心の動揺が混ざった笑いのことを言います。

またそのようなマイナスの動揺を紛らわせる為の笑いでもあります。

• 「苦笑混じり」の読み方

「苦笑混じり」の読み方

「苦笑混じり」の読み方は、「くしょうまじり」になります。

「苦笑混じり」の表現の使い方

「苦笑混じり」を使った表現を紹介します。

「苦笑混じり」の「苦笑」とは心の中にある不快感、動揺などを紛らわせる為の笑いで、何か嫌だと思ったことを笑いで誤魔化すことです。

そのような感情が入っているというのが「混じり」という言葉の意味ですから「苦笑混じり」とは、困ったこと、嫌だと思うこと、もしくは何かに呆れながらも、表面的には笑っているといった状態になります。

例えば人から困ったことを持ち込まれ迷惑だと思っていても笑いながら「仕方がないなあ」などと言いながらフォローするようなことを「苦笑混じり」と表現するわけです。

他には「また仕事で失敗したと苦笑混じりに彼女は言うのだった」「彼の情けなさに、彼女は苦笑混じりにため息をついた」などと使います。

「苦笑混じり」を使った例文と意味を解釈

「苦笑混じり」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「苦笑混じり」を使った例文1
• 「苦笑混じり」を使った例文2

「苦笑混じり」を使った例文1

「彼は都合が悪い話になると、苦笑混じりで誤魔化していた」

例文のように、自分にとって都合の悪い話が出ますと「まずい」と心の中で思い、動揺します。

またそのような話を持ち出した相手に不快感を持つこともあるでしょうか。

そのような自身の動揺を隠す為の笑いが「苦笑混じり」という言葉で表すことができるのです。

「苦笑混じり」を使った例文2

「私が不器用過ぎるので、先生は苦笑混じりでお手本を見せてくれた」

「もう仕方がないなあ」というような半分呆れたような笑い方を「苦笑混じり」と表現します。

例文は、仕方がないと思いながらも相手に対しての愛情が感じられます。

「苦笑混じり」の類語や類義語

「苦笑混じり」の類語や類義語を紹介します。

• 「愛想笑い」【あいそうわらい】
• 「笑顔を取り繕う」【えがおをとりつくろう】

「愛想笑い」【あいそうわらい】

「愛想笑い」とは相手の機嫌を取る為、表面的な笑いのことを言います。

つまり本心としては笑いたくないという場合も多いのです。

「とりあえず、愛想笑いで誤魔化す」「愛想笑いをして近づいてくる奴は信用するな」などと使います。

「笑顔を取り繕う」【えがおをとりつくろう】

「笑顔を取り繕う」とはその場だけとりあえず笑って何とかやり過ごすことで、本当は笑いたくない心境でも体裁を良くする為に笑うことを言います。

「母はさっきまで怒り狂っていたのに、客が来たので笑顔を取り繕う」などと使います。