「競り合う」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「競り合う」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「競り合う」の意味
- 「競り合う」の表現の使い方
- 「競り合う」を使った例文と意味を解釈
- 「競り合う」の類語や類義語
「競り合う」の意味
「競り合う」の意味は以下の2つです。
1つ目は「目標に向かって、お互いに抜いたり抜かれたりを繰り返して行く様子」という意味です。
実力が同じ位の者同士が、お互いに負けじと気合いを入れて。
最後まで争うことを言います。
2つ目は「相手に対して負けられないと思い口論をすること」という意味です。
小さな対立があり、相手に負けてはならないと思い、自己主張をすることを言います。
- 「競り合う」の読み方
- 「競り合う」を分解して解釈
「競り合う」の読み方
「競り合う」の読み方は、「せりあう」になります。
「競」は「きそう」とも読みますので、「きそりあう」と読み間違わない様にしましょう。
「競り合う」を分解して解釈
「競り合う」は「競り+合う」で成り立っています。
「競り」は動詞「競る」の連用形で「相手に負けたくないと思い、必死で争うこと」「競売で買い手が高値を付けて争うこと」「商品を持ち歩きながらその場で売ること」という意味があります。
「合う」は「2つ以上のものがくっついて1つになる」という意味の他に、動詞の連用形に付いて「互いに~する」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「お互いが相手に負けたくないと思い、必死で争う」という意味で使われています。
「競り合う」の表現の使い方
「競り合う」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 実力が同じ位の時に使う
文法的な使い方
「競り合う」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「競り合い」になります。
実力が同じ位の時に使う
「競り合う」は、お互いの実力が同じ位であり、どちらが勝っても負けてもおかしくない時に使われます。
明らかに実力差がある時には使われません。
「競り合う」を使った例文と意味を解釈
「競り合う」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「競り合う」を使った例文1
- 「競り合う」を使った例文2
「競り合う」を使った例文1
「決勝戦ではお互いが競り合い、非常に良い勝負だった」
競技の決勝戦で、ライバル同士が抜きつ抜かれつの接戦を演じ、見ごたえがあったことを表しています。
「競り合う」を使った例文2
「オークションで競り合って負けた」
オークションで欲しいものがあったのですが、他に入札している人がいて、最終的に高値を出されて負けたことを表しています。
「競り合う」の類語や類義語
「競り合う」の類語や類義語を紹介します。
- 「実力が伯仲する」【じつりょくがはくちゅうする】
- 「シーソーゲーム」【シーソーゲーム】
「実力が伯仲する」【じつりょくがはくちゅうする】
「お互いに実力の差がなく優劣が付けられないこと」という意味です。
「伯仲」は「長男と次男」という意味で、年齢が近くて同じ位のレベルであることからきています。
「シーソーゲーム」【シーソーゲーム】
「競技などで、お互いが追いつ追われつの大接戦になること」という意味です。
「競り合う」は「目標に向かって、お互いに抜いたり抜かれたりを繰り返して行く様子」「相手に対して負けられないと思い口論をすること」という意味があります。
実力が同じレベルで争っている時に使いましょう。