「真価が問われる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや小説などで「真価が問われる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「真価が問われる」の意味
- 「真価が問われる」の表現の使い方
- 「真価が問われる」を使った例文と意味を解釈
- 「真価が問われる」の類語や類義語
「真価が問われる」の意味
「真価が問われる」の意味は、「その人やものが備えている本当の価値が判断される状況にあること」です。
それまでその人やものが本当に見合うだけの能力を持っているのか、必要な存在であるかが明確に判断できなかったのですが、それがはっきりと分るきっかけがやってきたことを言います。
自分で一方的に思うのではなく、客観的に判断されることを表す表現です。
- 「真価が問われる」の読み方
- 「真価が問われる」を分解して解釈
「真価が問われる」の読み方
「真価が問われる」の読み方は、「しんかがとわれる」になります。
「真価」を「まか」と読み間違わない様にしましょう。
「真価が問われる」を分解して解釈
「真価が問われる」は「真価+が(助詞)+問われる」で成り立っています。
「真価」は「本当の値打ち」「人や物が備えている真の能力」という意味があります。
「問われる」は動詞「問う」の受け身形で、「多くの人に判断を求められる」「あるものごとが表面化する」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「人や物が備えている真の能力について、多くの人に判断を求められる」という意味で使われています。
「真価が問われる」の表現の使い方
「真価が問われる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 評判の良い人に使われる
文法的な使い方
「真価が問われる」は、動詞を伴った表現であり、文末にそのまま使えます。
「○○の真価が問われる」と、対象となる人や物の名前と一緒に使われることが多くなります。
評判の良い人に使われる
「真価が問われる」は、元々能力がある、便利であるなど、価値があると言われている人や物に対して使われます。
元々その様な噂があり、何かのきっかけではっきりと実力を証明できる時の表現です。
「真価が問われる」を使った例文と意味を解釈
「真価が問われる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「真価が問われる」を使った例文1
- 「真価が問われる」を使った例文2
「真価が問われる」を使った例文1
「ピンチの場でエースとしての真価が問われる」
野球で満塁になった時に、エースとしての本当の実力が試されることを表しています。
「真価が問われる」を使った例文2
「敏腕プロデューサーとしての真価が問われる」
売れない芸能人を売れっ子にできれば、敏腕プロデューサーであることを証明できると言っています。
「真価が問われる」の類語や類義語
「真価が問われる」の類語や類義語を紹介します。
- 「試金石となる」【しきんせきとなる】
- 「腕の見せどころ」【うでのみせどころ】
「試金石となる」【しきんせきとなる】
「ものの価値や、人の能力などを判断する基準となる事柄」という意味で、「試金石」とは「貴金属の鑑定に用いられる硬い石」のことです。
「腕の見せどころ」【うでのみせどころ】
「自分の実力や技術などを人に披露するべき場面がやってくること」という意味です。
「真価が問われる」は、「その人やものが備えている本当の価値が判断される状況にあること」です。
実力を証明するチャンスがやって来た時に使いましょう。