「ニコイチ」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「ニコイチ」の意味とは?

「ニコイチ」とは、「2つから1つの物を作る」という意味で使う言葉です。

本来はそのような意味ですが、実際には「複数から1つ」の場合にも使われることが多く、そちらで解釈しても間違いではありません。

要は、2つ以上の個体から1つを完成させることで、例えば、全く同じ型の車2台から、それぞれのいい部品だけ取り出して1台の車にするといったことがこの「ニコイチ」となります。

「ニコイチ」の表現の使い方

「ニコイチ」の表現の使い方を紹介します。

この言葉は冒頭のように、中古の自動車やバイクでたまにそのような個体が見られます。

全く同じ型同士であれば、不具合のある部品だけ他の個体から取り出してくることで、きちんと動作する1台が作れるというものです。

しかし、他から使用する部品にもより、自動車でエンジンやハイブリッドモーター、トランスミッションなどの重要な部品を他からもってきたとなると、そのような個体はあまり歓迎されません。

また、多少違う型から無理矢理もってくるようなこともあり、この「ニコイチ」という言葉を聞いただけで(動作的には問題がない場合でも)、そのような個体は遠慮したいと思ってしまう人も多いでしょう。

「ニコイチ」を使った例文と意味を解釈

「ニコイチ」を使った例文と、その意味の解釈です。

それだからと嫌われるだけでなく、できれば是非それにして欲しいという場合もあります。

• 「ニコイチ」を使った例文1
• 「ニコイチ」を使った例文2

「ニコイチ」を使った例文1

「故障して動かなくなったAIBOがニコイチで奇跡的に蘇った」

現在発売されている「aibo」ではなく、2005年に生産が終了した旧モデルの「AIBO」は2014年3月でサポートが終了してしまった為、それ以降は故障してしまうとどうしようもありませんでしたが、発売元のソニーではない民間の修理業者というものが存在しており、この「ニコイチ」で復活させるというサービスを行っています。

ただし、全ての故障が修理できる訳ではなく、蘇れば運がいいというくらいに考えておいた方がいいかも知れません。

「ニコイチ」を使った例文2

「ニコイチの原付バイクに乗っているが、特に不具合もなくいい感じだ」

原付バイクくらいであれば、ニコイチでもほとんど影響はないと考えていいでしょう。

より複雑な構造の大きなバイクや自動車となると、また話が変わってきます。

「ニコイチの類語や類義語

「ニコイチ」の類語や類義語を紹介します。

同じ意味で使うことができると考えていいでしょう。

• 「キメラ」【きめら】

「キメラ」【きめら】

この「キメラ」とは伝説上の生物で、頭がライオン、胴体はヤギ、尻尾は毒蛇といった色々な生物が合体した姿をしています。

その為、「ニコイチ」と同様に使われることがある言葉で、「このバイク、実はキメラなんだ」のように言い換えとして用いることができます。