「出し惜しみ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話などで「出し惜しみ」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「出し惜しみ」の意味
- 「出し惜しみ」の表現の使い方
- 「出し惜しみ」を使った例文と意味を解釈
- 「出し惜しみ」の類語や類義語
「出し惜しみ」の意味
「出し惜しみ」の意味は、「金品に対して執着してケチケチすること」です。
本来金品を出すべき、或いは出した方がものごとがスムーズに行く場面で、中々出さずに時間を引き延ばすことを言います。
手元に金品がない訳ではなく、有り余るほど持っているのにほんの少しでも支払ったり提供したりするのを嫌がる人に対して使われます。
- 「出し惜しみ」の読み方
- 「出し惜しみ」を分解して解釈
「出し惜しみ」の読み方
「出し惜しみ」の読み方は、「だしおしみ」になります。
特に難しい漢字ではないので、読み書きできる様にしておきましょう。
「出し惜しみ」を分解して解釈
「出し惜しみ」は「出し+惜しみ」で成り立っています。
「出し」は動詞「出す」の連用形で「ある場所から外に移す」「隠れていたりしまってあるものを外に現す」「蓄えてある力などを示す」などの意味があります。
「惜しみ」は動詞「惜しむ」の名詞形で「心残りに思う」「金品などを出すことを勿体ないと思う」「大切に思う」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「金品などしまっているものを外に出すことを勿体ないと思うこと」として使われています。
「出し惜しみ」の表現の使い方
「出し惜しみ」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- あるのに出さない時に使う
文法的な使い方
「出し惜しみ」は名詞であり、文末に使う時には動詞を伴って「出し惜しみする・した」になります。
動詞として「出し惜しむ」と使うこともあります。
あるのに出さない時に使う
「出し惜しみ」は、お金がなくて出せないのではなく、あるのにけちって出さない人に使います。
「けちである」「お金にがめつい」など、お金持ちに対して悪いいみで使われる言葉です。
「出し惜しみ」を使った例文と意味を解釈
「出し惜しみ」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「出し惜しみ」を使った例文1
- 「出し惜しみ」を使った例文2
「出し惜しみ」を使った例文1
「彼は裕福にもかかわらず赤い羽根募金を出し惜しみした」
資産家の人が、赤い羽根募金で協力を依頼しても、色々と理由を付けて中々お金を出さなかったことを表しています。
「出し惜しみ」を使った例文2
「監督はエースを出し惜しみした」
野球の大会で、決勝までに何試合もあるので、監督が戦略の為にエースを中々出そうとしなかったことを表しています。
「出し惜しみ」の類語や類義語
「出し惜しみ」の類語や類義語を紹介します。
- 「勿体ぶる」【もったいぶる】
- 「出し渋り」【だししぶり】
「勿体ぶる」【もったいぶる】
「いかにも、ものものしい雰囲気でふるまうこと」という意味です。
「出し渋り」【だししぶり】
「金品や労力を出すのを嫌がる様子」という意味です。
「出し惜しみ」は「金品に対して執着してケチケチすること」という意味です。
手元に一杯あるのに嫌な顔をしたり、文句を言ったりして中々協力してくれない人に使いましょう。