「やられっぱなし」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「やられっぱなし」という表現は、当然いい意味では使われません。
目次
- 「やられっぱなし」の意味とは?
- 「やられっぱなし」の表現の使い方
- 「やられっぱなし」を使った例文と意味を解釈
- 「やられっぱなし」の類語や類義語
「やられっぱなし」の意味とは?
「やられっぱなし」とは、「いつもやられている」と置き換えることができる言葉です。
つまり、やられているのが普通(日常的)だという表現になり、その悔しさを幾分でも含めて使うことが多いと考えてください。
「やられている」内容は、この言葉の使い方によって様々です。
例えば、スポーツで「あのチームにはいつもやられっぱなしだ」と使えば、いつもそのチームに負けているという解釈になり、「競馬でいつもやられっぱなしだよ」と用いた時には、いつも競馬で損をしていることだと考えていいでしょう。
「やられっぱなし」の表現の使い方
「やられっぱなし」の表現の使い方を紹介します。
この表現は上の例のように、広く使うことができます。
「あいつにはやられっぱなしだ」とすると、色々な意味でその人に負けることばかりだといった解釈になり、このように具体的なやられている内容を示さずに用いることも可能です。
ビジネスでも、「あの会社にはやられっぱなしだ」などと使うことがあり、その会社に次々と(ここでも具体的な内容には言及せずに)何らかにおいて負け続けていることの表現になり、先にも書いたように、その悔しさから用いる場合が少なくありません。
「やられっぱなし」を使った例文と意味を解釈
「やられっぱなし」を使った例文と、その意味の解釈です。
色々な使い方の例文を挙げていきます。
- 「やられっぱなし」を使った例文1
- 「やられっぱなし」を使った例文2
「やられっぱなし」を使った例文1
「いつもやられっぱなしではつまらないので、何とか巻き返しを考えたい」
そう何度もやられ続ける訳にはいかないという意味から使っていると考えていいでしょう。
どのようにやられていて、どんな巻き返し策を考えているのか分かりませんが、このような用い方もよく見られる言葉です。
「やられっぱなし」を使った例文2
「これまでやられっぱなしだったが、やっと一矢報いることができた」
何とかやられっぱなしの状態から脱したと表現しています。
ただし、一矢報いたくらいでは、立場が逆転したとは言えない為、これからが大切になると考えられる使い方です。
「やられっぱなし」の類語や類義語
「やられっぱなし」の類語や類義語を紹介します。
こちらもいい意味で使われることはないでしょう。
- 「成す術がない」【なすすべがない】
「成す術がない」【なすすべがない】
何をしてもその対象には勝てないという意味で使う表現です。
「やられっぱなし」とは多少使い方が異なり、「この件に関しては成す術がない」のように、具体的な内容と共に用いることがほとんどです。
「やられっぱなし」の状態は、この「成す術がない」為にそのようになっていると考えていいでしょう。
何かにおいて「やられっぱなし」の時には、その状態から脱することを考えないといけませんが、勝つことで解決するだけでなく、それにかなりの時間や手間暇が掛かるくらいであれば、もう相手にしない(その分野などから降りる、撤退する)といった手が有効な場合もあります。