「粋な計らい」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
映画やドラマ、小説などで「粋な計ら」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「粋な計らい」の意味
- 「粋な計らい」の表現の使い方
- 「粋な計らい」を使った例文と意味を解釈
- 「粋な計らい」の類語や類義語
「粋な計らい」の意味
「粋な計らい」の意味は以下の2つです。
1つ目は「気が利いた、人が喜びそうなことをさりげなくすること」という意味で、本人に内緒であれこれと考えておき、当日実行した時や、後になってから本人が気づいて喜んだり感動したりすることを言います。
本人の好みや性格を踏まえてものごとを進めたり、サプライズを仕掛ける時の表現です。
2つ目は「寛大で人間味のある処置を取ること」という意味で、本来処罰を受けたり不利な立場になりそうな人に対して、結果的にその人にとって最も良くなる様な処遇にすることを言います。
時代劇で奉行が寛大な裁きを下す時の表現です。
- 「粋な計らい」の読み方
- 「粋な計らい」を分解して解釈
「粋な計らい」の読み方
「粋な計らい」の読み方は、「いきなはからい」になります。
「粋」を「枠(わく)」と読み間違わない様にしましょう。
「粋な計らい」を分解して解釈
「粋な計らい」は「粋な+計らい」で成り立っています。
「粋な」は「粋」の形容詞形で、「気質や態度などがあか抜けて色気があること」「人情に厚いこと」「男女関係について理解が深いこと」という意味があります。
「計らい」は「判断」「取り扱い」「処置」「措置」という意味があります。
これらの言葉が組合わさり「あか抜けてオシャレな対応」「人情に厚い判断」という意味で使われています。
「粋な計らい」の表現の使い方
「粋な計らい」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良い意味で使われる
文法的な使い方
「粋な計らい」は名詞であり、文末に使う時には助動詞を伴って「粋な計らいだ・である」になります。
同士として使う時には「粋に計らう」になります。
良い意味で使われる
「粋な計らい」は、された人が嬉しいと思った時に使う言葉です。
その配慮や対応を周囲が評価している時の表現で、良い意味で使われています。
「粋な計らい」を使った例文と意味を解釈
「粋な計らい」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「粋な計らい」を使った例文1
- 「粋な計らい」を使った例文2
「粋な計らい」を使った例文1
「バレンタインデーに、社長が残業をしている社員にチョコを配るという粋な計らいを見せた」
バレンタインデーに残業をしている社員に社長がチョコを配って回るという、オシャレな行為をしたことを表します。
「粋な計らい」を使った例文2
「ガラスを割った子供に対していらなくなったグローブをあげるとは粋な計らいだ」
グローブがなくてボールを取りそびれて、ガラスを割ってしまった子供に対して、自宅で使わなくなったグローブをあげたことを表しています。
「粋な計らい」の類語や類義語
「粋な計らい」の類語や類義語を紹介します。
- 「味な真似」【あじなまね】
- 「人情味溢れる」【にんじょうみあふれる】
「味な真似」【あじなまね】
「相手の意表を付いて喜ばせる様に取り計らうこと」という意味です。
「人情味溢れる」【にんじょうみあふれる】
「人としてのやさしさやおもいやりに満ちている様子」という意味です。
「粋な計らい」は「気が利いた、人が喜びそうなことをさりげなくすること」「寛大で人間味のある処置を取ること」という意味があります。
他の人が「よくやった」と思う様な判断をした時に使いましょう。