「潅水」とは?! 意味を解説
この「潅水」は、違う言葉と間違って使っていることも多い為、そちらときちんと使い分けないといけません。
目次
- 「潅水」の意味とは?
- 「潅水」の概要
「潅水」の意味とは?
「潅水」は「かんすい」と読み、「水を注ぐ(そそぐ)」という意味になります。
主に何かを水に浸すという時に使われる言葉で、その意味から、主に田んぼや畑に対象になることが多いです。
それらを潅水させることで、農作物に水が行き渡るという結果に繋がります。
その意味で広く使える言葉なので、対象が植木鉢であっても「潅水させた」などと用いることができますが、比較的大きな対象に使われることが多く、植木鉢くらいの大きさであれば単に「水をやった」と使う方が適しています。
「潅水」の概要
この言葉は読み方から、「冠水」と間違えて使われることがあります。
こちらも同じく「かんすい」と読む言葉なので、口語で使う時には間違っていても(頭の中で反対の「かんすい」が浮かんでいても)それが分かりませんが、記述する時に間違えることが少なくありません。
こちらの「冠水」は、「水が浸入する(した)」という意味で、その度合いが大きな時に用いられる言葉です。
「台風の影響で家が冠水してしまった」のような使い方になり、どちらも対象が水に浸るという意味では一緒ですが、「潅水」は目的があって行うもので、「冠水」はその為に被害を受けたといった時に使われる言葉になります。
このような意味の違いがある言葉同士なので、記述の際には間違えないように注意してください。
尚、これは少しずるい手になりますが、どちらが適当なのか分からない時には「かん水」と表記すると間違いになりません。
特に「潅水」は漢字が難しいことから、この「かん水」と表現することも少なくなく、その為にこの誤魔化しが意外と使えてしまいます。
「潅水」は、大きな対象に対して水を注ぐことだと覚えておけばいいでしょう。
先のように、田んぼや畑が主な対象になります。