「素人質問で恐縮ですが」とは?!意味を解説
この「素人質問で恐縮ですが」という聞き方は、本当だと思ってはいけないことが多いと言われています。
目次
- 「素人質問で恐縮ですが」とは?
- 「素人質問で恐縮ですが」の概要
「素人質問で恐縮ですが」とは?
「素人質問で恐縮ですが」という質問の仕方は、基本的に有識者に対し、「素人(その分野にそれほど詳しくない)と思った内容なので、変なことを言っているかも知れませんが」と言っているのと同じです。
この言葉の通りにとれば、謙遜からの表現となり、何もおかしいことはありませんが、このような質問をする人は実は素人などではなく、それなりに詳しい人のことが多いのです。
「素人質問で恐縮ですが」の概要
何故それなりに詳しい人がこのような聞き方をするのかと言えば、それは、その後に続ける難しい質問に有識者が答えられるかどうか試そうとしているからに他なりません。
最初にこの「素人質問で恐縮ですが」と前置きをすることで、相手は大した質問ではないだろうと思うでしょう。
その後に本格的な内容がくることで、動揺から変な答え方をしてしまうかも知れません。
それを誘う為の質問の仕方として使われていることが多く、または自分の方が詳しいと考えての発言のことも少なくありません(この場合も、これに答えられるかという嫌な意味になります)。
逆に、質問される側でこのように前置きされた時には、その時点で身構えておかないといけません。
もちろん本当に素人だからという意味で使うこともある表現ですが、あまりそのようには解釈されなくなっています。
よって、この「素人質問で恐縮ですが」は、実際にそうであっても使わない方がいいかも知れません。