「老兵は死なず、単に消え去るのみ」とは?! 意味を解説
「老兵は死なず、単に消え去るのみ」という言葉は、一体誰が言ったのでしょうか。
由来や意味について紹介します。
目次
- 「老兵は死なず、単に消え去るのみ」の意味とは?
- 「老兵は死なず、単に消え去るのみ」の概要
「老兵は死なず、単に消え去るのみ」の意味とは?
「老兵は死なず、単に消え去るのみ」は、2つの解釈があります。
1つ目は「老いた者は引退して人々の前から姿を消すが、その誇りや魂は生き続ける」という意味です。
こちらは元の意味と言われ、人の高潔さや尊厳を表した言葉です。
2つ目は「役目の終わった者は黙って消えるべし」という意味で、日本では高齢者に対して「勇退」を促す言葉として使われています。
「老兵は死なず、単に消え去るのみ」の概要
「老兵は死なず、単に消え去るのみ」の由来と背景について紹介します。
- 「老兵は死なず、単に消え去るのみ」の由来
- 「老兵は死なず、単に消え去るのみ」の背景
「老兵は死なず、単に消え去るのみ」の由来
「老兵は死なず、単に消え去るのみ」は、イギリス軍の兵士が教会で歌っていた“Kind Thoughts Can Never Die”(優しい気持ちは決して失われない)というゴスペルソングを、アメリカ軍の兵士が替え歌にして作り変えた歌から引用されています。
歌詞の中で“Old soldiers never die・They just fade away”というフレーズを日本語化した言葉です。
「老兵は死なず、単に消え去るのみ」の背景
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」を世界的に有名にしたのは、1951年のダグラス・マッカーサー元帥による退任演説に使われたことによります。
マッカーサーと言えば、戦後日本を統治した人物です。
その後、この楽曲が注目されて、歌手により歌い継がれてきているのです。
「老兵は死なず、単に消え去るのみ」には2つの意味があります。
本来は「老兵の崇高な魂」を表している言葉であると覚えておきましょう。