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音楽における「EP」とは?「シングル」と「アルバム」の違いとは?! 意味を解説

最近ではまず見掛けませんが、昔はシングル曲は「EP」というレコード盤で発売されていました。

「EP」

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音楽における「EP」とは?「シングル」と「アルバム」の違いとは?! 意味を解説>


目次

  • 「EP」とは?
  • 「EP」と「アルバム」の違い
  • 「EP」と「シングル」の違い
  • 「コンパクト盤」とは?


「EP」とは?

この「EP」とは、今でいう8センチのシングルCDと同様の扱いだったレコード盤のことです。

中央に大きな穴が開いていることから「ドーナツ盤」という名称でも呼ばれており、45回転で再生します。

レコードプレイヤーには、この45回転と3回転という二種類の回転数の設定があり、EPより大きな「LP」(今の12センチCDに相当します)は、3回転で再生していました。

この回転数がレコード盤に合っていないと、テンポが速くなったり遅くなってしまい、まともに聴くことができません。



「EP」と「アルバム」の違い

EPは前述のように、シングル曲の為のレコード盤です。

短い時間(片面約7分まで)しか収録できない為、このEPでアルバムという形の発売はなく、長い時間の収録が可能なLPでの発売となっていました。

今ではシングル扱いのCDは連続して2曲(やそれ以上)が収録されていますが、EPでもう1曲を聞くには裏返す必要があります。

これはLPでのアルバムでも同様で、5曲程度で裏返さないといけません。

「EP」と「シングル」の違い

レコード盤の全盛期は、EP=シングルという考え方で間違いではなかったと言っていいでしょう。

現在ではシングルでも12センチのCDが主流で、タイトルとなるメインの曲は最初の1曲ながら、カップリングとして全部で4曲程度まで収録されることも珍しくありませんが、EPでは収録が可能な時間の関係から、両面に1曲ずつが基本になります。



「コンパクト盤」とは?

EPと同じ直径が17センチのレコード盤でも、3回転で再生する「コンパクト盤」というものがあります。

EPとは違って中央に大きな穴がないのが特徴で、遅い回転数で再生する為、片面に2曲(場合によってはそれ以上)収録することが可能だったことから、このコンパクト盤であれば両面合わせて「ミニアルバム」という形で発売することができました。

icon まとめ

レコード盤には、ここで挙げた「EP」「LP」、そして「コンパクト盤」があったと考えておけばいいでしょう。

他の形式も一時的に存在しましたが、メジャーではないのでここでは割愛します。