「力負け」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話や小説で「力負け」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「力負け」の意味
- 「力負け」の表現の使い方
- 「力負け」を使った例文と意味を解釈
- 「力負け」の類語や類義語
「力負け」の意味
「力負け」の意味は以下の2つです。
1つ目は「腕力や能力が足りずに相手に敗北すること」という意味で、競技などで直接対決をした結果、相手の方が遥かに強くて大差で負けてしまうことを言います。
誰が見ても相手のレベルが高いことが分る時の表現です。
2つ目は「気負い過ぎて敗北すること」という意味で、いざという時に「自分だけは頑張ろう」という気持ちが強過ぎてしまい、変なところに気合いが入ってしまい、普段の様にスムーズに行動できずに返って負けてしまうことを言います。
- 「力負け」の読み方
- 「力負け」を分解して解釈
「力負け」の読み方
「力負け」の読み方は、「ちからまけ」になります。
「りきまけ」と読んだり、「力」を片仮名の「カ」と間違えて「かまけ」と読まない様にしましょう。
「力負け」を分解して解釈
「力負け」は「力+負け」で成り立っています。
「力」は「人や動物に備わっている身体の持つエネルギー」「筋肉により発揮される瞬発的な働きの強さ」という意味があります。
「負け」は「敗北」「値段を安くすること」「ついでに付けるもの」、名詞に付き「~に圧倒される」「~に値しない」という意味があります。
これらの言葉が組合わさり「筋肉の働きの強さに圧倒される」という意味で使われる様になりました。
「力負け」の表現の使い方
「力負け」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 力の差がある時に使う
文法的な使い方
「力負け」は名詞であり、文末に使う時には動詞を伴って「力負けする・した」になります。
「力で負ける」という意味が明白な言葉ですので、使い方も限られています。
力の差がある時に使う
「力負け」は、相手と比べて持っている能力に大きな差がある時に使われます。
どちらも同じ位の能力で負けた時には「力負け」とは言いません。
「力負け」を使った例文と意味を解釈
「力負け」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「力負け」を使った例文1
- 「力負け」を使った例文2
「力負け」を使った例文1
「ラグビーの試合で相手のチームには外国人も多く、完全に力負けした」
ラグビーの試合で、相手チームに大きな外国人選手が複数いた為に、押し負けたことを表しています。
「力負け」を使った例文2
「最初から気合いが入り過ぎて力負けしてしまった」
競技で最初から全力でやり過ぎてしまい、後半で疲れて差が付いてしまったことを表しています。
「力負け」の類語や類義語
「力負け」の類語や類義語を紹介します。
- 「完敗」【かんぱい】
- 「歯が立たない」【はがたたない】
「完敗」【かんぱい】
「相手に歯が立たず徹底的に負けること」という意味です。
「歯が立たない」【はがたたない】
「相手の技量が高くてとても相手にならないこと」という意味です。
「力負け」は「腕力や能力が足りずに相手に敗北すること」「気負い過ぎて敗北すること」という意味です。
明らかに力の差が出てしまった時に使いましょう。