「降り鉄」とは?! 意味を解説
この「降り鉄」は、「乗り鉄」とはまた違った楽しみ方をしています。
目次
- 「降り鉄」の意味とは?
- 「降り鉄」の概要
- 中には全駅制覇者も…
「降り鉄」の意味とは?
「降り鉄」とは、鉄道の駅で下車する(改札から出る)ことを繰り返している鉄道ファンのことです。
特定の駅だけで行うのではなく、色々な路線や駅でその都度確かに下車したという写真などの記録を残しながら行うのが一般的とされています。
「降り鉄」の概要
「降り鉄」の目的は、下車することで「その駅は制覇(クリア)した」として、次々とその制覇の範囲を広げていくことです。
1つの路線であれば、よほど駅の数がない限りは3日もあれば制覇できることが多いですが、特急が通っているような路線となるとそうもいかず、その他の都合との兼ね合いから、数ヶ月掛けての制覇ということも少なくありません。
また、ただ改札から出るだけというだけでなく、駅前の様子を写真に収めたり、周辺の飲食店やどのようなバスが通っているかといったことまで1駅1駅記録していることが多く、もちろん下車した日付、時間についても忘れることはありません。
そのような記録が溜まっていくのが「降り鉄」の何よりの楽しみで、長期の休みには遠方の路線を制覇する旅に出掛けることが珍しくなく、現在どの路線や何駅まで制覇したと自分のwebサイトやSNSなどに載せている人も多いです。
中には全駅制覇者も…
2018年8月現在で、全国に鉄道の駅は9843駅あるそうですが、当時その全駅を制覇したというトラベルライターで男性の「降り鉄」が一部(主に鉄道がファンの間)で話題になりました。
JRの路線だけで約9年掛かったそうで、旅に出ることが仕事のトラベルライターという職業でなければ達成できなかったかも知れません。
さすがにここまでは難しくても、最寄り駅の路線は全て制覇したといったレベルであれば、かなりの数の「降り鉄」が居るものと想像されます。
「降り鉄」は「乗り鉄」とは違い、都度下車して改札を出ないといけない為、続けるにはそれなりのお金が掛かります。
その為、ある程度の余裕がある人でないと継続して活動していくのは厳しいところが難点だと言えそうです。