「撮り鉄」とは?意味と使い方!「撮り鉄」のトラブルや迷惑行為なども考察!
鉄道ファンには、いくつかの種類があります。
そのうちの1つが、この「撮り鉄」と呼ばれています。
目次
- 「撮り鉄」の意味とは?
- 「撮り鉄」の読み方
- 「撮り鉄」と「乗り鉄」の違い
- 「撮り鉄」使った例文と意味を解釈
- 「撮り鉄」の類語
- 「撮り鉄」の英語など解釈
- 「撮り鉄」のトラブルや迷惑行為などを考察
「撮り鉄」の意味とは?
撮り鉄とは、鉄道の写真を撮るのが趣味の鉄道ファンのことです。
色々な角度からの撮影はもちろん、季節によって変わる背景との組み合わせを考えたり、臨時でしか運行されない特別な鉄道があれば、その撮影の為に全国各地へ飛び回る人も少なくありません。
写真と言えば、スマホのカメラで誰でも気軽に撮影できるようになりましたが、この「撮り鉄」の使っているカメラはそのようなものではなく、本格的な一眼レフカメラのことがほとんどです。
それこそ、プロの写真家も顔負けの機材を所持している人も珍しくありません。
「撮り鉄」の読み方
「撮り鉄」は、「とりてつ」と読んでください。
そのまま読むだけの言葉で、最近ではテレビで紹介されることもあるので、まず問題なく読めるでしょう。
「撮り」は、もちろん写真の撮影のことです。
それ専門の鉄道ファンという意味で作られた言葉です(正式な言葉ではなく、いわゆるスラングだと考えてください)。
「撮り鉄」と「乗り鉄」の違い
「乗り鉄」とは、「撮り鉄」とは違い、実際に鉄道に乗ることが趣味の鉄道ファンのことを指す言葉です。
全国各地のあらゆる鉄道に乗車し、全ての駅で下車するといったことを行っている人も多数居ます。
鉄道には大きく分けて、電車と気動車の二種類があります。
前者は山手線や新幹線など、電気によって走っている一般的なタイプで、後者は自動車のようにエンジンを搭載しているタイプです。
気動車は一部の電化できない地域でしか走っていませんが、そのエンジン音などから「乗り鉄」にはとても人気です。
「撮り鉄」使った例文と意味を解釈
撮り鉄を使った例文と、その意味の解釈です。
例文のように、鉄道の撮影することだけが趣味ではなくなってしまう場合も多いと言われています。
- 「撮り鉄」使った例文1
- 「撮り鉄」使った例文2
「撮り鉄」使った例文1
「彼があそこまで熱心な撮り鉄だとは思わなかった」
「撮り鉄」と呼ばれる人には、平日にしか走らない特別な鉄道があれば、その撮影の為に仕事を休むことも厭わない人が居ます。
何もそこまで、と思ってしまいますが、彼らにとってはそれが何より大切なのです。
もちろん、仕事に穴が開かないように、その日に休めるように繰り合わせを行っておくことや、いくら大切であっても、月に何度もそのような理由で休むことはしないといったような常識は心得ていないといけません。
「撮り鉄」使った例文2
「撮り鉄が高じて、高いカメラをローンで購入してしまった」
先にも少し書きましたが、本格的な「撮り鉄」の使用しているカメラになると、それこそプロ並のレベルのものです。
写真を獲っているうちに、もっと高いカメラが欲しいと思ってしまうようになり、そのうち「撮り鉄」だけでなく、少しでもいい機材(カメラ関連)が欲しいという趣味へと変わってしまうことも少なくないのです。
「撮り鉄」の類語
「撮り鉄」や「乗り鉄」のような、他の種類の鉄道ファンです。
鉄道は色々な形で愛されている乗り物だということが分かるでしょう。
- 「録り鉄」【とりてつ】
- 「押し鉄」【おしてつ】
「録り鉄」【とりてつ】
発音は「撮り鉄」と一緒ですが、こちらは鉄道の走行音や車内アナウンスを「録音」し、聞いて楽しむ趣味のある鉄道ファンです。
実際に電車に乗るところは、「乗り鉄」と被るところがあり、この「撮り鉄」の中には、モーター音やエンジン音を聞いただけで、どの路線のどの形式の車両かが分かってしまう人まで居ると言われています。
「押し鉄」【おしてつ】
鉄道の駅ごとに用意されているスタンプを押して周る鉄道ファンのことです。
首都圏には常設されているスタンプは少ないのですが、地方のローカル線には駅ごとのスタンプが用意されていることも多いので、それらを集めるのが趣味です。
また、色々なスタンプラリーが開催されると、積極的に参加しているのは言うまでもないでしょう。
「撮り鉄」の英語など解釈
撮り鉄を英語で発音するなら、“train enthusiasts to take pictures”とするのがいいでしょう。
“train enthusiasts”で「鉄道愛好家」となり、その中でも写真を撮る人のことだと先の形の英文で表せます。
“He is famas train enthusiasts, to take pictures.”と使うと、「彼は有名な撮り鉄だ」となります。
「撮り鉄」のトラブルや迷惑行為などを考察
色々な種類の鉄道ファンの中でも、この「撮り鉄」にはトラブルがつきものだと言えるでしょう。
人の迷惑を考えない人も多いので、一般の乗客とのトラブルも度々起こっており、いい写真の為なら駅のホームでギリギリまで乗り出すような危険な行為があったり、同様に、いいアングルの為には進入禁止の場所や、場合によっては人の土地や住居に侵入することまである始末です。
また、全く鉄道に乗らずに駅のホームで長時間撮影するような行為も、決して褒められたものではありません。
その他の鉄道ファンと比べて、このような問題を抱えている為、各鉄道会社側もこの「撮り鉄」はあまり歓迎していないのが実際のところです。
「撮り鉄」の人たちは、そのような人はごく一部だけだと言いますが、その一部の人たちの所為で、全ての「撮り鉄」が同じようなものだと思われている節があるのも事実です。
撮り鉄は、立派な趣味の1つですが、人に迷惑を掛けてまで撮影するのはいかがなものかと思ってしまいます。
そんな人は一部の人だけだと言いますが、全ての人にきちんと法やマナーを守った上で楽しんでもらいたいものです。