「そそのかす」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「そそのかす」とは?意味

「そそのかす」とは、「相手の人に自分の思うような良くない方向で、行動をするように持っていったりおだてること」を意味する言葉です。

「そそのかす」の表現の使い方

「そそのかす」は「相手を言葉巧みに言い聞かせて騙すことや、そのような方向に持っていくこと」という意味になりますので、甘いことを耳元でささやくことで、相手を自分の思うように操る時に使われています。

「そそのかす」を使った例文と意味を解釈

では、ここで「そそのかす」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみてください。

• 「そそのかす」を使った例文1
• 「そそのかす」を使った例文2

「そそのかす」を使った例文1

「あいつは影でみんなに異論を唱えるようにそそのかしていたのだ。その結果、私の立場がなくなってしまったのです」

本来は「あいつ」本人が異論を唱えるべきを、「そそのかされた」ことで「私」が異論をみんなに対して言う羽目になったのです。

そのせいで、「私」の立場が危うくなっているのでしょうが、甘い言葉に「そそのかされた」方も悪いのかもしれません。

「そそのかす」を使った例文2

「あの仕事をこなすことで、報酬をやると言って昔の知人にそそのかれた」

甘い言葉の裏には必ずトゲがあるように、この例文の末路もそのようなことになるのだと思えます。

ある仕事とは、もしかすると、非合法の仕事であり、あまりの報酬の高さに目がくらんでしまっているようです。

「そそのかす」の類語や類義語

「そそのかす」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような類義語があるのかを見ていきます。

• 「急かす」【いそかす】
• 「煽り立てる」【あおりたてる】

「急かす」【いそかす】

「急かす」とは「せかせる」という意味があり、「そそのかす」に近い解釈ができる言葉です。

「急ぐ」ということから、冷静な判断ができない間に悪いことをさせてしまうようなニュアンスがあります。

「煽り立てる」【あおりたてる】

「煽り立てる」も「そそのかす」の類義語の1つになります。

「風が激しく吹いて煽る」という意味で、「強風に煽り立てられて窓が激しく鳴る」という使い方をしますが、「けたたましく扇動する」という意味をあり、人を慌ただしく駆り立てるような時にも使われます。