「さしたる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
私達は日常生活の中で、実に様々な言葉を使って、人とのコミュニケーションを図っています。
その中でも特別に意識することなく使っている言葉もあります。
「さしたる」という表現もその1つかもしれません。
そこで今回はこの言葉に着目していくことにします。
目次
- 「さしたる」とは?意味
- 「さしたる」の表現の使い方
- 「さしたる」を使った例文と意味を解釈
- 「さしたる」の類語や類義語
「さしたる」とは?意味
「さしたる」とは、「あえて言うまでない」や「取り立てていうほどのない」、「特別に思いを込めて」というような意味合いを持つ言葉です。
「さしたる」の表現の使い方
「さしたる」は「取り立てていうほどのない」というニュアンスがあるので、ある物事に対して特別に強調する必要がない場合に使われています。
「さしたる用事もない」というような使い方で耳にすることが多いでしょう。
「さしたる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「さしたる」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにします。
- 「さしたる」を使った例文1
- 「さしたる」を使った例文2
「さしたる」を使った例文1
「さしたる用事もないのに、あいつは俺に声をかけてくるので、ちょっとウザイ存在?なんだ」
別に特別な用事があるわけでもないのに、やたらと声をかけてくる人が周りにいないでしょうか?
その人は恐らく、相手に好意を抱いていたり、無視されることが怖くて声をかけてくる可能性があります。
面倒?な相手とは思わず、優しく相手をしてあげるのもいいのではないかと思います。
「さしたる」を使った例文2
「さしたる弊害もあるまい。どうしてあんなに大騒ぎするのだろうか」
傍目から見ていると、決して大事とではないように見えるのに、とても騒いでいるので、このような例文のセリフが出て来てしまうのです。
しかし、当事者の人達にとっては、とても大きな問題なのです。
全体を俯瞰して冷静に眺めて見る必要がありそうです。
「さしたる」の類語や類義語
「さしたる」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような類義語があるかを見ていくにします。
- 「さほど」
- 「大した」【たいした】
「さほど」
「さほど」という言葉が「さしたる」の類義語の1つとして、挙げることができます。
「それほど」という意味があり、「それほどのことはない」というような使い方になります。
「大した」【たいした】
「大した」という言葉も「さしたる」に近い意味を持つ言い回しになるでしょう。
「物事の程度が甚だしいさま」を表した言葉で、「非常な」、「大変な」というような意味合いも持っています。
「大したことないな」や「大したものだな」というような使い方になります。
「さしたる」という言葉は、普段の生活シーンから仕事を含めたオフィシャルな場面でもよく使われる言葉です。
それだけに意識しなくても、口から自然に出てくることがあります。
ただ、言葉の前後によって物事を否定するような意味で使われることが多いので、相手の気分を害してしまうこともあります。
その使い方については、意味を十分に理解して使いこなすことが重要になってきます。