「取りこぼす」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この 「取りこぼす」は、本来はそうではなかった(はず)といったニュアンスになる言葉の為、使い方に注意が必要です。
目次
- 「取りこぼす」の意味とは?
- 「取りこぼす」の表現の使い方
- 「取りこぼす」を使った例文と意味を解釈
- 「取りこぼす」の類語や類義語
「取りこぼす」の意味とは?
「取りこぼす」とは、得られるはずの結果とならなかった時に使われる言葉です。
多くの場合でそれを惜しんで、「取りこぼしてしまった」といったように用います。
「取りこぼしはしないように」と使った時には、(必ず)結果が得られるはずなので、失敗することのないようにという解釈になると考えていいでしょう。
「取りこぼす」の表現の使い方
「取りこぼす」の表現の使い方を紹介します。
得られたばずの結果を「こぼしてしまう」ことの表現になる為、冒頭のように使い方が難しい言葉です。
例えば、スポーツでまず勝てると思っている相手との対戦の前に、「ここで取りこぼすことにないように」などと伝えられることがありますが、その相手にとって大変失礼な表現になってしまいます。
その為、上のような用い方をする時は、相手には分からないように使わないといけません。
「取りこぼした」とすると、暗に「もったいなかった」という意味が含まれ、こちらも同じように使い方には注意してください。
「取りこぼす」を使った例文と意味を解釈
「取りこぼす」を使った例文と、その意味の解釈です。
ゲームなどで使う場合には、あれこれと気にせずに使える言葉です。
- 「取りこぼす」を使った例文1
- 「取りこぼす」を使った例文2
「取りこぼす」を使った例文1
「あのエリアでアイテムを取りこぼしていると、次のエリアが辛いぞ」
ゲームで用いている例になります。
取れるはずのアイテムを取らずに進んでしまうと、先が厳しくなるので注意するようにと言っています。
このような使い方では、特に余計なこと(隠れたニュアンス)を考える必要はありません。
「取りこぼす」を使った例文2
「前半で取りこぼしが響いて、昇格ラインに届かなかった」
前半に勝てて当然の相手が居たというニュアンスになる使い方です。
先の説明のように、その相手には分からないように使わないといけない例でもあります。
「取りこぼす」の類語や類義語
「とりこぼす」の類語や類義語を紹介します。
この言葉も似た意味で使うことができます。
- 「抜かり」【ぬかり】
「抜かり」【ぬかり】
「抜かりのないように」という使い方を見聞きしたことがある人も多いでしょう。
意味は「取りこぼすことのないように」とほとんど同じで、ほぼ成功できる(まず間違えない)ことで失敗しないようにという解釈になります。
スポーツなどで「抜かるなよ」と使うと、「とりこぼすなよ」と同様の解釈になる為、やはりその相手には分からないように使ってください。
何事においても「取りこぼし」はしないに限りますが、時にはそういうこともあるものです。
その理由として、油断や余裕と考えてしまったという場合が少なくないので、まず大丈夫だと思うシチューエーションでも注意だけはしておくべきだと言えるでしょう。