「顔が曇る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語の中で「顔が曇る」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「顔が曇る」の意味
- 「顔が曇る」の表現の使い方
- 「顔が曇る」を使った例文と意味を解釈
- 「顔が曇る」の類語や類義語
「顔が曇る」の意味
「顔が曇る」の意味は以下の2つです。
1つ目は「心配事があり、顔に不安な表情が現われること」という意味で、何らかの心配事が起きていて、人前でもつい暗い表情をしてしまうことを言います。
2つ目は「憂うつそうな表情をすること」で、目の前の人やものに対して嫌だ、つまらないなど、ネガティブな感情を持った時に、それが表情に出て周囲に人に分ることを言います。
- 「顔が曇る」の読み方
- 「顔が曇る」を分解して解釈
「顔が曇る」の読み方
「顔が曇る」の読み方は、「かおがくもる」になります。
読み方はそれほど難しくないのですが、「曇る」を「雲る」と書き間違えない様にしましょう。
「顔が曇る」を分解して解釈
「顔が曇る」は「顔+が(助詞)+曇る」で成り立っています。
「顔」とは「目鼻口がある部分」という意味の他に、「表情・顔つき」「何らかの集まりに参加する人」「社会的な体裁や名誉」「知名度・勢力」「組織の代表となる人」「物の表面」という意味があります。
「曇る」は「空が雲や霧などに覆われること」という意味の他に「透明なものが何かに遮られて輝きがなくなること」「心に悩みごとや悲しみがあり、沈んだ気持ちになり暗い表情になること」「地味過ぎること」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「心理的なことが原因で表情や顔つきが暗くなること」という意味で使われています。
「顔が曇る」の表現の使い方
「顔が曇る」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 周囲に気持ちが伝わる時に使う
文法的な使い方
「顔が曇る」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「顔が曇り」になり、自動詞として「顔を曇らせる」という使い方もします。
周囲に気持ちが伝わる時に使う
「顔が曇る」は、本人が何らかの理由で暗い気持ちになっていることが、周囲の人に伝わる時に使います。
笑顔が少なかったりぎこちないなど、いつもとは違う表情をしている時の表現です。
「顔が曇る」を使った例文と意味を解釈
「顔が曇る」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「顔が曇る」を使った例文1
- 「顔が曇る」を使った例文2
「顔が曇る」を使った例文1
「飲み会に元彼が来ると聞いて思わず顔が曇った」
嫌で別れた元彼が飲み会に来ると分り、憂うつな顔つきになったことを表しています。
「顔が曇る」を使った例文2
「取引先から急ぎの電話がきたと聞いて顔が曇った」
取引先から急ぎの用件で電話があったと聞き、何かトラブルがあったのではと心配な表情になったことを表しています。
「顔が曇る」の類語や類義語
「顔が曇る」の類語や類義語を紹介します。
- 「顔色が変わる」【かおいろがかわる】
- 「浮かない顔」【うかないかお】
「顔色が変わる」【かおいろがかわる】
「感情の変化が、顔の表情や血色等に現われること」という意味です。
「浮かない顔」【うかないかお】
「見た目で心の中がモヤモヤしていて、スッキリしていないという表情をしていること」という意味です。
「顔が曇る」は「心配事があり、顔に不安な表情が現われること」「憂うつそうな表情をすること」という意味があります。
表情に出てしまい、周囲に何となく分ってしまう時に使いましょう。