「うやむや」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「うやむや」は、本来の意味から少し外れた使い方も多い言葉です。
目次
- 「うやむや」の意味とは?
- 「うやむや」の表現の使い方
- 「うやむや」を使った例文と意味を解釈
- 「うやむや」の類語や類義語
「うやむや」の意味とは?
「うやむや」とは、「確かではない様子」の表現です。
「そんなうやむやでは困る」と使うと、確かなことが分からない(分かっていない)のでは困ると言っているのと同じで、本来の使い方はそのようになります。
冒頭に挙げたような、少しそれとは外れた「うやむやにされた」といったように使われることも多い言葉で、この場合の意味は「誤魔化された」となり、「確かではないこと」には変わりませんが、悪い意味がとても強い使い方です。
「うやむや」の表現の使い方
「うやむや」の表現の使い方を紹介します。
そのまま平仮名で使うのが一般的ですが、漢字では「有耶無耶」と表現します。
有るか無いか分からない不確かな状態だという意味は、平仮名よりこの漢字表現の方が分かりやすいでしょう。
しかし、先のようにあまり漢字で使うことはなく、平仮名のままで使うことが多い言葉です。
小説では漢字で使われることも多いですが、普段の文章で用いる際には無理にそうはしない方が無難です。
「うやむや」を使った例文と意味を解釈
「うやむや」を使った例文と、その意味の解釈です。
はっきりしないことに対してもよく使われます。
- 「うやむや」を使った例文1
- 「うやむや」を使った例文2
「うやむや」を使った例文1
「結局、あの疑惑はうやむやのまま終わってしまったようだ」
対象の疑惑に対する真実が確かにならずに終わってしまったと使っている例になります。
一見では本来の使い方のようですが、「誤魔化した」といったニュアンスが多分に感じられる為、応用的な使い方の1つに入ります。
「うやむや」を使った例文2
「詳しいことはうやむやだが、特に問題はないようだ」
詳しいことは確かになっていないものの、問題となるようなこともないだろうと言っています。
解釈的にも本来の意味のままで、この言葉の使い方の基本だと考えていい例文です。
「うやむや」の類語や類義語
「うやむや」の類語や類義語を紹介します。
どちらもよく似た意味の言葉で、置き換え表現になることも多いです。
- 「不明瞭」【ふめいりょう】
- 「あいまい」【あいまい】
「不明瞭」【ふめいりょう】
明らかになっていない様子という意味で使う言葉で、ほとんど同じ意味になります。
ビジネスで用いられることも多く、「うやむや」を堅くした表現だと考えてください。
「あいまい」【あいまい】
漢字では「曖昧」と表記し、「はっきりしない」ことに対して使います。
「そんなうやむやでは~」という使い方は、この言葉で「そんなあいまいでは~」と言い換えられ、「うやむや」の本来の意味にとても近く、そこまで悪い解釈では使わない言葉です。
「うやむや」は、本来はそれほど悪い意味ではない言葉ですが、そうすると使うことで、「誤魔化す」というニュアンスが含まれることを覚えておきましょう。
その為、何かについて誤魔化したと感じた時などによく使われています。