「怒り心頭に発する」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「怒り心頭に発する」という表現は「相手の生意気な態度に、怒り心頭に発しました」などの文章で使われますが、「怒り心頭に発する」はどんな意味を持っているのでしょうか?
「怒り心頭に発する」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「怒り心頭に発する」の意味
- 「怒り心頭に発する」の表現の使い方
- 「怒り心頭に発する」を使った例文と意味を解釈
- 「怒り心頭に発する」の類語や類義語
「怒り心頭に発する」の意味
「怒り心頭に発する」という表現は、「他者から暴言・屈辱(侮辱)などを受けたり許せないことがあったりして、頭に血が上って激怒すること」を意味しています。
「怒り心頭に発する」というのは、「許せない出来事や屈辱的な対応などがあって、心の底から激しく怒ること」を意味している慣用句の表現なのです。
「怒り心頭に発する」が正しい慣用句ですが、現在では「怒り心頭に達する」という誤用・間違った認識が増えています。
- 「怒り心頭に発する」の読み方
「怒り心頭に発する」の読み方
「怒り心頭に発する」の読み方は、「いかりしんとうにはっする」になります。
「怒り心頭に発する」の表現の使い方
「怒り心頭に発する」の表現の使い方を紹介します。
「怒り心頭に発する」の表現の使い方は、「許せない物事や他者からの侮辱・暴言などがあって、心の底から激しい怒りの感情が沸き起こった場合」に使うという使い方になります。
例えば、「子供を狙った卑劣な犯罪報道を見て、怒り心頭に発しました」などの文章で使えます。
「怒り心頭に発する」を使った例文と意味を解釈
「怒り心頭に発する」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「怒り心頭に発する」を使った例文1
- 「怒り心頭に発する」を使った例文2
「怒り心頭に発する」を使った例文1
「SNSのやり取りで、怒り心頭に発するような誹謗中傷を受けました」
この「怒り心頭に発する」を使った例文は、「怒り心頭に発する」の表現を、「心の底から激しい怒りの感情がこみ上げてくるような誹謗中傷を受けた」という意味を持つ文章で使っています。
「怒り心頭に発する」を使った例文2
「私についての悪口ならまだ許せたのですが、家族のことを執拗に馬鹿にされて怒り心頭に発しました」
この「怒り心頭に発する」を使った例文は、「家族のことを執拗に馬鹿にされて、頭にカッと血が上るほど激怒しました」という意味合いで、「怒り心頭に発する」の表現を使用しています。
「怒り心頭に発する」の類語や類義語
「怒り心頭に発する」の類語や類義語を紹介します。
- 「激昂する」【げっこうする】
- 「怒髪天を衝く」【どはつてんをつく】
「激昂する」【げっこうする】
「激昂する」という表現は、「許せない出来事や屈辱・侮辱などがあって、激しく興奮して怒ること」を意味しています。
その意味合いから、「激昂する」という表現を、「心底から激しい怒りの感情が湧くこと」を示す「怒り心頭に発する」の類語として考えることができます。
「怒髪天を衝く」【どはつてんをつく】
「怒髪天を衝く」という慣用句の表現は、「怒髪が冠をつき上げるという中国の故事から、これ以上ないほどの激しくて恐ろしい怒りの表情・形相を浮かべるさま」を意味しています。
この意味から、「許せないことがあって本気で激怒するさま」を示す「怒り心頭に発する」とよく似た類義語として、「怒髪天を衝く」という慣用句を指摘できます。
この記事で説明した「怒り心頭に発する」の表現には、「許せないことがあって、心の底から激しく怒りの感情がこみ上げること」などの意味があります。
「怒り心頭に発する」の類語・類義語として、「激昂する」「怒髪天を衝く」などがあります。
「怒り心頭に発する」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。