「出ずっぱり」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話や小説などで「出ずっぱり」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「出ずっぱり」の意味
- 「出ずっぱり」の表現の使い方
- 「出ずっぱり」を使った例文と意味を解釈
- 「出ずっぱり」の類語や類義語
「出ずっぱり」の意味
「出ずっぱり」の意味は以下の2つです。
1つ目は「舞台やテレビなどで、一人のタレントが初めから終わりまで出演すること」という意味です。
元々は演劇の舞台で一人の役者がずっと出演し続けていることを表していましたが、最近ではメディアに同じ人がずっと出続けていることを表す意味で使われています。
2つ目は「外出したきりずっと帰ってこないこと」という意味で、主にビジネスで使われています。
営業が外出したきり夜になるまでオフィスに戻ってこない時などに使われます。
- 「出ずっぱり」の読み方
- 「出ずっぱり」の言葉の成り立ち
「出ずっぱり」の読み方
「出ずっぱり」の読み方は、「でずっぱり」になります。
「でづっぱり」と書くこともあります。
「出ずっぱり」の言葉の成り立ち
「出ずっぱり」は漢字で表記すると「出突っ張り」になり、「出+突っ張り」に分けられます。
「出」は動詞「出る」の名詞形で「その場所から移動を始める」「その場所を離れて行く」「隠れていたものが見える様になる」「ある作品や場面に登場する」「イベントや集まり、会議などに参加する」という意味があります。
「突っ張り」は「物が倒れない様に棒などでささえる」「筋肉や皮膚がピンと緊張する」「自分の主張を通そうとする」「悪い態度を取る」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「作品や場面に登場したまま緊張し続ける様子」「外に出て行ったままくつろぐ時間がない様子」という意味出使われる様になりました。
「出ずっぱり」の表現の使い方
「出ずっぱり」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 屋内でも使う
文法的な使い方
「出ずっぱり」は名詞・形容動詞であり、文末に使う時には「出ずっぱりだ・である」となります。
「出ずっぱりのまま」「ずっと出ずっぱり」など、継続を表す言葉と一緒に使われることが多くなります。
屋内でも使う
ビジネスでは会議や打ち合わせなどに参加したまま1日を過ごす時も「出ずっぱり」を使います。
屋内・屋外を問わず、何かの集まりで席を外したまま戻らない時に使えるのです。
「出ずっぱり」を使った例文と意味を解釈
「出ずっぱり」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「出ずっぱり」を使った例文1
- 「出ずっぱり」を使った例文2
「出ずっぱり」を使った例文1
「お正月はお笑いタレントが1日中テレビに出ずっぱりだ」
お正月になると、同じ様なお笑いタレント達が1日中テレビに出演していると言っています。
「出ずっぱり」を使った例文2
「課長は朝から会議に出ずっぱりだ」
朝から会議が複数あり、課長がどれにも参加したまま自分の席に戻ってこないことを表しています。
「出ずっぱり」の類語や類義語
「出ずっぱり」の類語や類義語を紹介します。
- 「出っぱなし」【でっぱなし】
- 「引っ張りだこ」【ひっぱりだこ】
「出っぱなし」【でっぱなし】
「最初からずっと外や人前に出ていること」という意味です。
「引っ張りだこ」【ひっぱりだこ】
「多くの人から誘いやオファーを受けて大忙しの様子」という意味です。
タコの干物を作る時に、足を四方八方に引っ張って伸ばしたことに由来しています。
「出ずっぱり」は「舞台やテレビなどで、一人のタレントが初めから終わりまで出演すること」「外出したきりずっと帰ってこないこと」という意味で使われます。
忙しそうに飛び回っている時に使いましょう。