「もってこい」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「もってこい」には2つの意味があり、1つは見たままの解釈なので簡単に分かるでしょう。
目次
- 「もってこい」の意味とは?
- 「もってこい」の表現の使い方
- 「もってこい」を使った例文と意味を解釈
- 「もってこい」の類語や類義語
「もってこい」の意味とは?
「もってこい」の1つ目の意味は、見たまま「持って来い」という意味になります。
こちらの意味の場合はその漢字表記で使うことが多いですが、平仮名でも用いられることもあるので、漢字ではないのでこちらの意味ではないと判断してしまうのは早計です。
もう1つの意味は、「すごく適当」だという解釈です。
この「適当」という言葉にも、1つは「適している」、もう1つは「いい加減」という真逆の2つの意味がありますが、ここでの「適当」は前者の方です。
よって、「大変合っている」、「とても都合がいい」といった意味になります。
こちらの意味の場合、漢字を含めて使うことはありません。
「もってこい」の表現の使い方
「もってこい」の表現の使い方を紹介します。
平仮名で使われた場合、まずどちらの意味なのかを考える必要がありそうですが、「持って来い」の方の場合は使われ方からすぐにそれだと分かります。
それは、「早くもってこい」、「必ずもってこいと言ったのに」などという使い方になる為で、何かを持って来るように言っているとすぐに判断できるからです。
2つのどちらかの意味になる言葉なので、分かりやすいこちらの意味でない時にはもう1つの方だと簡単に分かるでしょう。
「もってこい」を使った例文と意味を解釈
「もってこい」を使った例文と、その意味の解釈です。
どちらの意味で使っているのかすぐに分かると思います。
- 「もってこい」を使った例文1
- 「もってこい」を使った例文2
「もってこい」を使った例文1
「絶対に間違えずにもってこいよ」
「持って来い」の方だと分かりやすい例文です。
このような形でなくても、こちらの意味の場合は見ただけで簡単に区別が付きます。
強い命令形になっている表現で、少し柔らかくすると「もってきて」となります。
「もってこい」を使った例文2
「そいつはもってこいというやつだ」
それはとても都合がいいという解釈になります。
この手の使い方をした場合、それに対して嬉しいという感情が多分に込められていると考えていいでしょう。
「もってこい」の類語や類義語
「もってこい」の類語や類義語を紹介します。
「持って来い」の方ではなく、もう1つの意味の方の類語です。
- 「バッチリ」【ばっちり】
「バッチリ」【ばっちり】
「そうなればバッチリだ」のように、「もってこい」と言い換えられる使い方をされることも多い言葉で、「ちょうどいい」、「うまくいく(いった)」などと解釈される言葉です。
この言葉は元は英語だと考えてしまうかも知れませんが、金具などがぴったりとはまる時の「ガチャリ」という音が変化してできたものだと言われています。
「もってこい」は、「すごく適当」の方の意味が肝になります。
こちらさえ覚えてしまえば、もう1つの意味は見たままなので改めて覚える必要もありません。