「誰に言うともなく」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「誰に言うともなく」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「誰に言うともなく」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「誰に言うともなく」の意味
- 「誰に言うともなく」の表現の使い方
- 「誰に言うともなく」を使った例文と意味を解釈
- 「誰に言うともなく」の類語や類義語
「誰に言うともなく」の意味
「誰に言うともなく」とは、誰に言うのかわからない様子という意味になります。
- 「誰に言うともなく」の読み方
「誰に言うともなく」の読み方
「誰に言うともなく」の読み方は、「だれにいうともなく」になります。
「誰に言うともなく」の表現の使い方
「誰に言うともなく」を使った表現を紹介します。
「誰に言うともなく」は「誰に言う」と「ともなく」の二つが合わさった言葉です。
「ともなく」とは動作、状態がはっきりしないという意味ですから「誰に言うともなく」とは誰に言うのかはっきりしない、まるで独り言のようにつぶやくといった意味で解釈するとわかりやすいでしょう。
「彼女は誰に言うともなくつぶやいた」「誰に言うともなく、いつも一人で話しているおじさん」などと使います。
「誰に言うともなく」を使った例文と意味を解釈
「誰に言うともなく」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「誰に言うともなく」を使った例文1
- 「誰に言うともなく」を使った例文2
「誰に言うともなく」を使った例文1
「彼はいつも不機嫌そうに、ああやってられないと、誰に言うともなくささやくのだった」
誰かに伝える為の言葉とはっきりしているわけではなく、口走ることを「誰に言うともなく」と表現します。
心の中の思いをただ口走っているだけなのか、特定の相手ではなくても自分の気持ちを聞かせたいと思ってのことなのか、はっきりしない様子を言います。
「誰に言うともなく」を使った例文2
「彼女は、誰に言うともなく介護の不満と親戚に対する嫌味を言い続けるのだった」
誰かに伝えたいのか、独り言なのか、よくわからない状態で言うことを「誰に言うともなく」と言います。
例文は不満、嫌味といったネガティブな発言を、話し合うという目的ではなく、ただ言い続けていることを表しています。
「誰に言うともなく」の類語や類義語
「誰に言うともなく」の類語や類義語を紹介します。
- 「独り言を言う」【ひとりごとをいう】
- 「何となく言う」【何となくいう】
「独り言を言う」【ひとりごとをいう】
「独り言を言う」とは、相手がいない時に一人で話したり、人に聞かせる目的ではなく一人で無意識に言葉を出していることを言います。
「私は一人暮らしが長いせいか、独り言を言う癖があるみたい」「独り言を言うように見せかけて嫌味を言う姑はたちが悪い」などと使います。
「何となく言う」【何となくいう】
「何となく言う」とは明確な理由、目的もなく口に出すことを言います。
「彼は何となく言うだけだが、結構本質をついている」「人は何となく言うことの中に本音が見え隠れしているものだ」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「誰に言うともなく」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。