「赤猫」の意味とは?! 意味を解説
この「赤猫」は、主に警察関係者が使っている隠語の1つです。
目次
- 「赤猫」の意味とは?
- 「赤猫」の類語
「赤猫」の意味とは?
「赤猫」とは、「放火」を意味する隠語です。
「放火犯」も同様にこの言葉で呼び、表記される時にはカタカナで「アカネコ」と使われることも多いです。
また、「放火」と書いてそのまま「アカネコ」と読むこともあります。
語源はその家で飼っている猫に火をつけてそのまま帰すという放火の手段からだと言われており(それに火事の炎が赤いことが加わっています)、警察関係者の中で今でも普通に使われている言葉です。
「赤猫」の類語
この「赤猫」のような警察関係者が使っている犯罪に関する隠語は他にも多く存在します。
それをいくつか挙げていきます。
それぞれの語源についても解説します。
- 「ノビ」【のび】
- 「ハコシ」【はこし】
- 「ラジオ」【らじお】
「ノビ」【のび】
「家宅侵入犯」のこととして使われています。
語源は「忍び」(しのび)の「のび」で、家に忍び込む犯行からです。
それによる窃盗犯も含めてこのように呼ばれています。
「ハコシ」【はこし】
電車の中専門のスリのこととをこのように呼んでいます。
「ハコ」は電車の車両を「箱」に例えており、そこでスリとして「師」と付けている言葉です。
これで何度も捕まっている常習犯は「ハコシの○○」などと通称を付けられていることが少なくありません。
「ラジオ」【らじお】
無銭飲食犯を指して使われており、何故この言葉なのかは少し連想すると分かります。
ラジオは無線で放送電波をキャッチしていることから、その「無線」と同音の「無銭」に引っ掛けています。
この「赤猫」は、連続して放火があった際に「また赤猫か」のように警察関係者が用いる言葉なので、一般に覚えておく必要はないかも知れません。
尚、妖怪ウォッチという人気のゲームの種類に「赤猫団」というタイトルがありますが、決して放火団という意味ではありません。
同時発売の「白犬隊」と対になる名称で、ポケットモンスターの「ルビー」と「サファイア」のようなものです。