「ゴネ得」の意味とは?! 意味を解説
職場や日常会話で「ゴネ得」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、概要について紹介します。
目次
- 「ゴネ得」の意味とは?
- 「ゴネ得」の概要
「ゴネ得」の意味とは?
「ゴネ得」の意味は「不平や不満を言うだけ言って相手に精神的負担をかけ、結果として自分に有利になる様に仕向けること」です。
自分が気に入らないことがあったら、不平や不満、要望などをとにかく言い立てて相手に詰め寄り、譲歩させることを言います。
基本的に「普通の人はしないこと」「常識的の範囲を越えていること」などについて使われます。
「ゴネ得」の概要
「ゴネ得」の語源と背景に付いて紹介します。
- 「ゴネ得」の語源
- 「ゴネ得」の背景
「ゴネ得」の語源
「ゴネ得」は「ごねて得をする」を略した言葉です。
「ごねる」の語源は「ごねはん(御涅槃)」から来たという説と、「しぬる(死ぬる)」という言葉は縁起が悪いので、「し(死=四)」を「ご(五)」に入れ替えて「ごぬる」とした言葉から来ているという説があります。
どちらにしても「死ぬ」という意味を表しているのです。
次第に「ブツブツ不平を言う」「文句を並べ立てる」「納得せずに要望を出して粘る」という意味で使われる様になりました。
「ゴネ得」の背景
「ゴネ得」な人を表す言葉として「クレーマー」や「モンスター」があり、お店に対して理不尽な言いがかりや要求をしてくる人達のことを言います。
これらの人達が「ゴネ得」をするのは、日本には他人を尊重する文化があり、商売ではお客様第一という理念があるからです。
また「謙虚が美徳」とされている面もあり、人が図々しい時には自分が譲ることで丸く収まるという考え方もあるのです。
この様な考え方から自分のエゴばかりを主張する「ゴネ得」な人が多数現われる様になったのです。
「ゴネ得」は「不平や不満を言うだけ言って相手に精神的負担をかけ、結果として自分に有利になる様に仕向けること」です。
あまり何度もすると信頼を失うことになるので注意しましょう。