ラップ用語「サイファー」とは?! 意味を解説
誰でも楽しもうと思えば、トコトン楽しむことができるのが、ラップでしょう。
その中で、「サイファー」という言葉を聞くことがあるのですが、どんなことかご存知でしょうか?
今回はこの「サイファー」について触れてみたいと思います。
目次
- ラップ用語「サイファー」とは?
- 「サイファー」の概要
ラップ用語「サイファー」とは?
「サイファー」はラップの世界で使われる言葉ですが、ラップ自体は、あまりメロディを使うことがなく、同じような言葉や語尾が似ている言葉を繰り返しながら、韻を踏むんでいきます。
そのラップで「サイファー」と言えば、「周囲の人達と輪になりながら、即興でラップをすること」を意味しています。
いわゆる「みんなで輪になってラップの技を繰り広げあう現象」のこと言うことになります。
「サイファー」の概要
「サイファー」は「広場や公園など、人が多くいる場所でラッパー達が集まって、円・輪になりながら、フリースタイル形式のラップをし合う」のです。
「サイファー」の語源はアラビア語の「0」と言われているのですが、「0」が輪に見えることから、このように喚ばれるようになったわけです。
ほほアドリブで行われているラップのスキルを上げて行ったり、鍛えたラッパー同士の交流なども目的とされています。
「サイファー」は、基本的にはスマホやタブレットで、音を流してその時のビートに同期させながら、ラップを自由にしていくのです。
元々、「サイファー」はブレイクダンスのサイファーと、ラッパーのサイファーと言われていますが、ブレイクダンスの「サイファー」は、B-boy達が輪になって、ダンスを繰り広げています。
ラッパーの「サイファー」は、ラッパー達が輪になって、それを壊すことなく、次々とラップを繰り広げるのです。
「サイファー」は、新しく参加した人と交流が深まり仲間が増えていきますし、即興ラップのスキルアップなどから、ラッパーとして欠かせないスキルを手にすることができます。
また、公園などでプレイするので、その場所でしか得られない貴重なコネクションも生まれて来ます。
そんなことも「サイファー」の面白さかもしれません。