「抱腹絶倒」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や本のレビューなどで、「抱腹絶倒」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「抱腹絶倒」の意味
- 「抱腹絶倒」の表現の使い方
- 「抱腹絶倒」を使った例文と意味を解釈
- 「抱腹絶倒」の類語や類義語
「抱腹絶倒」の意味
「抱腹絶倒」の意味は「腹を抱えてひっくり返る程大笑いすること」です。
「抱腹」は「腹を抱える」という意味で、「絶倒」は気が遠くなって倒れ込むという意味、つまり、それほどおかしいことを表します。
ただ笑うだけではなく、あまりにもおかしくて声が出てしまい、しかもすぐに収まらずに笑いこけてしまう様子を表します。
- 「抱腹絶倒」の読み方
- 「抱腹絶倒」の語源・由来
「抱腹絶倒」の読み方
「抱腹絶倒」の読み方は、「ほうふくぜっとう」になります。
「抱」は「ほう」と読むことを覚えておきましょう。
「抱腹絶倒」の語源・由来
「抱腹絶倒」の由来は、中国の歴史的書物「史記」の内容からきています。
元々は「抱」ではなく「捧腹絶倒」と表記されていました。
或る日、「宋忠(そうちゅう)」と「賈誼(かぎ)」という人物が、「聖人は才能を隠して町中に潜んでいる」という説を立証しようとして、町に出ました。
そこで、弟子に説教をしている「司馬季主(しばきしゅ)」に出会い、話の内容から「この人こそ聖人に違いない」と確信します。
そこで2人は司馬季主に、「なぜあなたの様な方がこの様なところにいるのですか」と質問をしました。
すると司馬季主は「何と愚かなことを言うのか」と「捧腹絶倒」したとされ、そこから引用されました。
「抱腹絶倒」の表現の使い方
「抱腹絶倒」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 書評に使われることも多い
文法的な使い方
「抱腹絶倒」は名詞であり、文末に使う時には「抱腹絶倒する・した」になります。
おかしいシーンを修飾する時に「抱腹絶倒の〇〇」として使われることもあります。
書評に使われることも多い
「抱腹絶倒」は、ユーモア小説やエッセイなどの書評として使われることもあります。
読んでいておかしい、面白い内容であることを表しています。
「抱腹絶倒」を使った例文と意味を解釈
「抱腹絶倒」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「抱腹絶倒」を使った例文1
- 「抱腹絶倒」を使った例文2
「抱腹絶倒」を使った例文1
「友達がお笑いのDVDを見て抱腹絶倒していた」
お笑い好きの友人にお笑いのDVDを見せたところ、一人でひっくり返って笑っていたことを表しています。
「抱腹絶倒」を使った例文2
「『抱腹絶倒のユーモア小説』という書評につられて買ってみた」
本を買う時に書評を参考にして、最も笑えそうな小説を買ったことを表しています。
「抱腹絶倒」の類語や類義語
「抱腹絶倒」の類語や類義語を紹介します。
- 「大爆笑」【だいばくしょう】
- 「破顔大笑」【はがんたいしょう】
「大爆笑」【だいばくしょう】
「はじける様に勢い良く笑うこと」という意味です。
「破顔大笑」【はがんたいしょう】
「大袈裟に笑いこけること」という意味で、「破顔」は表情を緩めることという意味です。
「抱腹絶倒」は「腹を抱えてひっくり返る程大笑いすること」という意味です。
笑いが止まらず身をよじってしまう程おかしい時に使いましょう。