「ある事ない事」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「ある事ない事」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
この言葉は、色々な場面で使われるケースがありますが、あまりいい意味では使われることがないかもしれません。
そこで今回は、この「ある事ない事」について説明していくことにします。
目次
- 「ある事ない事」とは?意味
- 「ある事ない事」の表現の使い方
- 「ある事ない事」を使った例文と意味を解釈
- 「ある事ない事」の類語や類義語
「ある事ない事」とは?意味
「ある事ない事」とは「本当のことと嘘のこと」という意味を表現した言葉です。
「ある事ない事」の表現の使い方
「ある事ない事」とは「本当にあったことや嘘のこと」という意味を持つ言葉なので、人の話の中で本当のことか、全く根も葉もないような話か、判断が付かないような時に使われます。
「ある事ない事」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「ある事ない事」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「ある事ない事」を使った例文1
- 「ある事ない事」を使った例文2
「ある事ない事」を使った例文1
「あいつの言ってることはある事ない事ばかりで、何処までが本当の話なのか分からない」
いつも「ある事ない事」ばかりを言っている人は、今一つ信用することができないのが常です。
この例文でも、多弁な「あいつ」だけに言っている内容の信憑性がとても疑わしいのです。
その結果、誰も彼を信用することができないのです。
「ある事ない事」を使った例文2
「ある事ない事をお客さんに言って、どさくさ紛れで車の契約を取り付けた営業マンは、本当にスーパー営業と呼べるのだろうか?」
「ある事ない事」で言いくるめて、その勢いに乗じて、どさくさ的に車の契約をさせてしまう営業スタイルは結果的に詐欺的なスタイルなのかもしれません。
やはり信頼される営業は、お客さんの立場で物事を進めるのが、本当の姿でしょう。
「ある事ない事」の類語や類義語
「ある事ない事」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのようなものがあるかを見ていくことにしてみます。
- 「虚実」【きょじつ】
- 「嘘や誠」【うそやまこと】
「虚実」【きょじつ】
「虚実」という言葉が「ある事ない事」と似たような意味合いを持つ言葉でしょう。
「ないこととあること」という意味になりますが、「虚実の世界」というような使い方をしています。
しかし、この言葉は日常的な言葉としてはあまり使われる頻度は、そんなに多くはありません。
むしろ、小説やコラムの中で使われることが多いのではないかと思われます。
「嘘や誠」【うそやまこと】
「嘘や誠」という言葉も、「ある事ない事」の類義語として扱える言葉です。
「嘘のことや真実のこと」という意味があります。
「ある事ない事」という言葉は、真実と虚構の世界がごちゃごちゃになっているような混沌とした印象が強く出ています。
それだけに日頃から「ある事ない事」を言うようにしている人は、周りから煙たがれているようにしか見えないのです。
とても可哀想に思えるのですが、何処までが真実で、何処からが虚実の世界なのかを知っておくことで、人生の流れを巧みにかぎ分けることかできそうです。