「その場しのぎ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「その場しのぎ」は、それだけでは済まないと考えておかないといけません。
目次
- 「その場しのぎ」の意味とは?
- 「その場しのぎ」の表現の使い方
- 「その場しのぎ」を使った例文と意味を解釈
- 「その場しのぎ」の類語や類義語
「その場しのぎ」の意味とは?
「その場しのぎ」とは、「その場(今)だけ何とかすること」です。
例えば、寒さで水道管が破裂したといった場合に、本来であれば新しい水道管に交換しなければいけませんが、「とりあえず破損した部分にテープでその場しのぎをした」といったように使う言葉で、そのような手段で「その場しのぎ」したことが分かります。
このような「今だけの対処」と捉えて使う表現なので、この言葉で表現されるようなことを行った場合には、その後に本当の(本来そうしなければいけない)対処が必要になると考えてください。
「その場しのぎ」の表現の使い方
「その場しのぎ」の表現の使い方を紹介します。
上のように、この「その場しのぎ」はあくまでその時だけの対処です。
それによって、見掛け上は全く問題がないように見えることも少なくありませんが、きちんとした解決になった訳ではありません。
その為、時にはまずはこれからということもありますが、そういった場合でもその先のことまできちんと考えた上で行うのがベストだと言えるでしょう。
「その場しのぎ」を使った例文と意味を解釈
「その場しのぎ」を使った例文と、その意味の解釈です。
この言葉の意味から、その後が心配されるような例文になります。
- 「その場しのぎ」を使った例文1
- 「その場しのぎ」を使った例文2
「その場しのぎ」を使った例文1
「その場しのぎはできたものの、これからどうしようか考えている」
その場だけは何とかなったものの、それから先は何も決まっていないようです。
その場しのぎをしてしまうと、どうしてもその後、更にどうにかしないといけなくなってしまいます。
「その場しのぎ」を使った例文2
「それではその場しのぎにしかならないよ」
そうすることで今だけは何とかなるが、何も解決していないと言っている使い方になります。
そして、それから先については何も決めていないことも同時に分かるというものです。
「その場しのぎ」の類語や類義語
「その場しのぎ」の類語や類義語を紹介します。
この言葉も同様の意味で使うことができます。
- 「一時しのぎ」【いちじしのぎ】
- 「当座しのぎ」【とうざしのぎ】
「一時しのぎ」【いちじしのぎ】
「その場しのぎ」と同じ意味だと考えて構わない言葉で、「一時しのぎにしかならない」などとそのまま「その場しのぎ」と置き換えて使えます。
「当座しのぎ」【とうざしのぎ】
こちらも「その場しのぎ」とほぼ同様の意味で使えますが、「当座」という言葉から、お金に関することによく用いられます。
例として、家賃が2ヶ月分溜まっているという状態で、とりあえず1ヶ月分だけ支払って残りは待ってもらったといった場合に、「何とか1ヶ月分だけで当座しのぎができた」などと使ってください。
「その場しのぎ」は、場合によっては有効な手段ですが、根本的な解決にはならないので、これをした際にはその後のこともきちんと考えておかないといけません。