「嗅ぎ分ける」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「嗅ぎ分ける」の意味

「嗅ぎ分ける」とは匂いを嗅いで区別するという意味ですが、物事を区別する、空気を読むという比喩としても使われます。

• 「嗅ぎ分ける」の読み方

「嗅ぎ分ける」の読み方

「嗅ぎ分ける」の読み方は、「かぎわける」になります。

「嗅ぎ分ける」の表現の使い方

「嗅ぎ分ける」を使った表現を紹介します。

「嗅ぎ分ける」とは匂いを嗅いで区別するという意味です。

そこから、物事を区別する、空気を読むといった比喩的な使われ方もします。

日常的な会話に使われるのは後者の意味の方が多いでしょう。

例えば、会社などで派閥、状況などを観察して自分に有利な方につくのが上手い人がいます。

そのような時に「あいつは、誰につけば得かを嗅ぎ分けることに長けている」などと言うのです。

他には、人の話が嘘か本当かを探り当てることを「嘘をついたところで、彼は真実を嗅ぎ分けることができる」という風に表現することもできます。

「嗅ぎ分ける」とは、相手が言わないことや表面化していないことを自分で区別するという意味合いとなります。

「嗅ぎ分ける」を使った例文と意味を解釈

「嗅ぎ分ける」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「嗅ぎ分ける」を使った例文1
• 「嗅ぎ分ける」を使った例文2

「嗅ぎ分ける」を使った例文1

「この仕事は、嘘か本当か嗅ぎ分ける能力も求められている」

「嗅ぎ分ける」とは本来は臭いを嗅いで区別するという意味で使います。

そこから、物事に対しても比喩的に使うことが多いのです。

例文のように、物事が本当か、嘘か自分で判断することを言うのです。

「嗅ぎ分ける」を使った例文2

「自分にメリットがあるかどうかを嗅ぎ分けることには昔から長けた奴だ」

自分で相手の状況、物事などを観察して、どうなっているかを察することを「嗅ぎ分ける」と言います。

例文のように自分にとってプラスになることを見分けるといった意味で使うことが多いですので、ちゃっかりした人などを表現する時に使います。

「嗅ぎ分ける」の類語や類義語

「嗅ぎ分ける」の類語や類義語を紹介します。

• 「識別する」【しきべつする】
• 「見抜く」【みぬく】

「識別する」【しきべつする】

「識別する」とは物事がどうなっているか、違いなどを見分けることを言います。

「異動して、まずは自分の味方をしてくれる人と、嫌っている人とを識別することから始める」という風に使います。

「見抜く」【みぬく】

「見抜く」とは表面化していないことを、見通す、察することを言います。

「彼女は嘘を見抜くことが得意だから隠し事はできない」「何かトラブルが起こっているのだと、彼はすぐに見抜いた」などと使います。