「買い叩く」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「買い叩く」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「買い叩く」の意味
- 「買い叩く」の表現の使い方
- 「買い叩く」を使った例文と意味を解釈
- 「買い叩く」の類語や類義語
「買い叩く」の意味
「買い叩く」の意味は、「不当に値引きをさせて引き取ること」です。
売る側がその商品に対して知識が浅かったり、そのモデルが旧型で売れないことで焦っていたり、一刻も早くお金が欲しいと思っている気持ちを見通して、普通ではあり得ない程の安い値段を提示して、納得させて買い取ることを言います。
売り手の言葉や態度などから巧みに心理を読み取り、自分のペースに持ち込んで最も安い値段で商談を成立させる時の表現です。
- 「買い叩く」の読み方
- 「買い叩く」を分解して解釈
「買い叩く」の読み方
「買い叩く」の読み方は、「かいたたく」になります。
難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「買い叩く」を分解して解釈
「買い叩く」は「買い+叩く」で成り立っています。
「買い」は動詞「買う」の連用形で、「代金を支払い自分の所有権を得る」「好ましくないことをこうむる」「進んで引き受ける」「高く評価する」という意味があります。
「叩く」は「手や道具で打ちつける」という意味の他に「著しく値段を負けさせる」という意味があります。
これらの言葉が組み合さり「値段を酷く負けさせて自分のものにする」という意味で使われています。
「買い叩く」の表現の使い方
「買い叩く」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 高いものを売る時の表現
文法的な使い方
「買い叩く」は動詞を含んだ表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞と名詞形はどちらも「買い叩き」になり、受け身形として「買い叩かれる」と使うこともあります。
高いものを売る時の表現
「買い叩く」は、「相手の弱みに付け込んで酷く安い値段で買い取ること」という意味です。
売るものが元は高価なものや貴重なもので、買取り価格も高いはずの時に使われます。
「買い叩く」を使った例文と意味を解釈
「買い叩く」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「買い叩く」を使った例文1
- 「買い叩く」を使った例文2
「買い叩く」を使った例文1
「車を業者に持って行ったら難癖付けられて買い叩かれてしまった」
車を買取に出しに行ったところ、あまり車に詳しくないと付け込んだ業者に、非常に安く買い取られてしまったことを表しています。
「買い叩く」を使った例文2
「高級ブランド時計を買い叩かれるところだった」
高級ブランド時計を買取りに出したところ妙に安すぎたので、他の店に持って行ったら高く売れたことを表しています。
「買い叩く」の類語や類義語
「買い叩く」の類語や類義語を紹介します。
- 「足元を見る」【あしもとをみる】
- 「二束三文」【にそくさんもん】
「足元を見る」【あしもとをみる】
「相手の弱みに付け込んでこちらの有利になる様に運んでいくこと」という意味です。
「二束三文」【にそくさんもん】
「売値が非常に安く、元が取れない程であること」という意味で、こちらは売る側目線の言葉です。
「買い叩く」は、「不当に値引きをさせて引き取ること」という意味です。
元値が高いものに安い査定金額を付けられた時に使いましょう。