「指標」とは?意味や使い方!例文や解釈
「指標」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「指標」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「指標」とは?
- 「指標」の表現の使い方
- 「指標」を使った言葉と意味を解釈
- 「指標」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「指標」の反対語
- 「指標」の類語や類義語・言い換え
- 「指標」の英語と解釈
「指標」とは?
「指標」とは物事の見当をつける為の目印、という意味になります。
- 「指標」の読み方
「指標」の読み方
「指標」とは「しひょう」と読みます。
「指標」の表現の使い方
「指標」とは、物事の見当をつける為の目印という意味で、大体の予想、判断する為の印、基準、数値のことなどを言います。
他には数学的な意味合いとしては10の累乗のことであったり、計算尺の付属具の一つという意味もあります。
日常的な会話においての「指標」とは物事を判断したり評価する為の目印となる物となるものという意味で使うことがほとんどでしょう。
「指標」を使った言葉と意味を解釈
「指標」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「指標生物」【しひょうせいぶつ】
- 「指標を定める」【しひょうをさだめる】
- 「指標を明確に」【しひょうをめいかくに】
「指標生物」【しひょうせいぶつ】
「指標生物」とは、様々な環境条件を調べる時に、ある生物を使うことがあります。
その際、その生物が「指標生物」となるわけです。
つまり河川を調べるとなれば、対象となる河川全てにおいて生息している生物でなければならないでしょう。
「指標を定める」【しひょうをさだめる】
「指標を定める」とは、物事の見当をつける為の目印を決まりごとを作るという意味になります。
ある組織において、レベルを保つ為にルール、条件などを決めて、それをクリアできるようにすることは重要なことです。
「教員としての資質の向上に関する指標を定めることとなった」「社員のレベルアップの為に、社長が指標を定める」などと使います。
「指標を明確に」【しひょうをめいかくに】
「指標」とは物事の見当をつける為の目印という意味があります。
つまり物事を判断する時に「指標」があることはとてもわかりやすいことですし、重要でもあるのです。
その目印がわかりにくかったり、なかったりしますと混乱を招くことになります。
つまり「指標を明確に」とは「目印をわかりやすく」とか「判断基準をはっきりと」という意味合いになります。
「指標を明確にすることを求めた」「指標を明確にしないから、このような混乱が起こったと言える」などと使います。
「指標」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「指標」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「指標」を使った例文1
- 「指標」を使った例文2
「指標」を使った例文1
「読書量が、その人の知識量の指標というわけではないが、ある程度は推測できると思う」
「指標」とは物事の見当をつける為、判断する為の目印という意味があります。
例文は、人の知識量がどれほどあるか見当をつける材料として、その人がどれほど本を読んでいるかということで、推測できるのではないかと言っているのです。
もちろん、読書量が少なくとも知識豊富な人もいますし、読書量が多い場合でも知識量が少ないこともあるでしょう。
ある程度の推測、目印となるのではないかということを例文は言い表しています。
「指標」を使った例文2
「はっきりとした指標が示されたので、今後は今までみたいな曖昧なことは許されなくなるだろう」
何か、物事を判断する時の目印が決まることを「指標を示す」と言います。
つまり判断基準、ルールができたということになりますので、曖昧なことはできないということでもあります。
「指標」の反対語
「指標」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
「指標」は、物事の見当をつける為の目印という意味の言葉であり、明確な反対語はありません。
「指標」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「指標」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「指針」【ししん】
- 「規準」【きじゅん】
- 「物差し」【ものさし】
- 「バロメーター」【ばろめーたー】
- 「目印」【めじるし】
「指針」【ししん】
「指針」とは、取るべき態度、進むべき方向といったものを示す方針という意味があります。
「指針を与えられたが、受け入れる気はない」「我々の基本指針としては~」などと使います。
「規準」【きじゅん】
「規準」とはもともとは、コンパスと水準器という意味がある言葉です。
そこから、判断、行動のお手本となる規則という意味合いがあります。
「物差し」【ものさし】
「物差し」とは物の長さを測る道具のことを言います。
それとは別に価値や程度などを判断する基準、評価の尺度という意味合いもあります。
「君の物差しで何でも決めてかかるのは止めてくれ」「先生方の物差しは一様ではないので、理解してもらえないことも当然ある」などと使います。
「バロメーター」【ばろめーたー】
「バロメーター」とは気圧計、晴雨計という意味と、物事の状態を推測する目安となるものという意味があります。
「食欲が健康のバロメーターである」などと使います。
「目印」【めじるし】
「目印」とは他と紛れないように、つけておく印という意味になります。
また忘れないようにつけた印のことでもあります。
「自分の靴に目印をつけておく」「目印は、あの赤い屋根の家だ」などと使います。
「指標」の英語と解釈
「指標」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“an index”、“guidelines”、“an indicator”という英単語を使います。
例文は“economic indicators”(経済指標)、“The figures will be the index of the market price of land”(その数字は今後の土地の相場の指標となるだろう)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「指標」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。