「どこにでも」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「どこにでも」は、使い方によって解釈が変わる言葉で、主に2つの意味で用いられています。
目次
- 「どこにでも」の意味とは?
- 「どこにでも」の表現の使い方
- 「どこにでも」を使った例文と意味を解釈
- 「どこにでも」の類語や類義語
「どこにでも」の意味とは?
「どこにでも」は、まず「どこにでも行く」のような使い方をすると、そこが「どこであろうと」という意味になります。
ドラマなどで「どこにでも着いて行く」といった使われ方を見聞きすることがありますが、こちらの意味で解釈してください。
そして、もう1つは「珍しくない」ことの表現で、「そんなものはどこにでもある」などという用い方になります。
この意味でもよく使われる言葉なので、両方の意味とも覚えておきましょう。
「どこにでも」の表現の使い方
「どこにでも」の表現の使い方を紹介します。
上のように、2つの意味のある言葉ですが、どちらで使っているかの判断は難しくなく、前後の文体から容易に判断できます。
とても暑い日に、「涼しい場所ならどこにでも行きたい」と使えば、暑くさえなければどこでもいいので行きたいと言っており、「それくらいの人材ならどこにでも居る」とした時には、それほどの人材という訳でもないと表現している使い方です。
「どこにでも」を使った例文と意味を解釈
「どこにでも」を使った例文と、その意味の解釈です。
2つの意味で使っているそれぞれの例文を挙げていきます。
- 「どこにでも」を使った例文1
- 「どこにでも」を使った例文2
「どこにでも」を使った例文1
「どこにでも行くとは言ったが、まさか海外と言われるとは思わなかった」
どこであろうと行くと言ったところ、海外に行くようにと言われてしまったようです。
出張などであればまだしも、転勤の話ともなると、迂闊なことは言うべきではないかも知れません。
「どこにでも」を使った例文2
「それくらいの商品なら、どこにでもあるだろう」
大して珍しくない商品だと使っている例になります。
実際にそうかとは別として、そのように思った(そんなイメージがある)場合によくこのような表現で使われます。
こちらの使い方では、「大したことがない」といったニュアンスも含んでいると考えて構いません。
「どこにでも」の類語や類義語
「どこにでも」の類語や類義語を紹介します。
意味ごとに類語になる言葉を挙げていきます。
- 「所構わず」【ところかまわず】
- 「ありふれた」【ありふれた】
「所構わず」【ところかまわず】
「場所や場合に関係なく」という解釈になる言葉で、「どこであろうと」の方の意味で使う場合の類語として挙げられます。
「所嫌わず」(ところきらわず)という形で使っても同じ意味です。
「ありふれた」【ありふれた】
「どこにでもある」は、「ありふれている」と言い換えることができ、共に珍しくないことが表現できる類語同士になります。
その為、「そんなありふれたものではなく、斬新なアイデアが欲しい」といったような使われ方をする言葉になります。
「どこにでも」は、どちらの意味で使っているのかが分かれば解釈は難しくありません。
その使い方の区別も簡単なので、類語も含めて広く使われています。