「ジャパゆきさん」とは?!意味や概要
「ジャパゆきさん」という表現は「日本の飲食・レジャーなどの産業で働くジャパゆきさんが増えた時代がありました」などの文章で使われますが、「ジャパゆきさん」にはどのような意味があるのでしょうか?
「ジャパゆきさん」という表現の「意味・概要・由来」などについて、詳しく解説していきます。
目次
- 「ジャパゆきさん」とは?
- 「ジャパゆきさん」の概要:「ジャパゆきさん」の言葉の由来
「ジャパゆきさん」とは?
「ジャパゆきさん」という表現は、日本が高度経済成長期に湧いていた1983年に流行語に選ばれた言葉で、「東南アジアをはじめとするアジア諸国から、日本に出稼ぎに来る女性」のことを意味しています。
経済的に成長・繁栄していた1980年代の日本にやって来て働けば大金が稼げるという風潮が広まり、フィリピンなど東南アジアの国々の女性たちが、主に夜の飲食業(水商売・ナイトワークのホステスさん)などで働く「ジャパゆきさん」として日本にやって来ていたのです。
「ジャパゆきさん」の増加に伴って、「人権や差別の問題・不法滞在・暴力団介在(売春・麻薬の問題)」などさまざまな問題も生じましたが、加速度的に経済が発展していた当時の日本の豊かさの象徴でもありました。
「ジャパゆきさん」の概要:「ジャパゆきさん」の言葉の由来
「ジャパゆきさん」という言葉は「東南アジアなどアジア各国から日本に出稼ぎに来ていた女性」を意味していますが、この言葉の由来は「からゆきさん」にあります。
「からゆきさん」という言葉は、「明治~昭和初期の日本がまだ貧しかった時代に、日本の九州地方の寒村などから貿易で賑わっていた東南アジアの港湾都市に出稼ぎに行った(主に娼館で働いた)日本人女性」のことを意味しています。
「ジャパゆきさん」の表現は「からゆきさん」を文字って生まれたとされますが、現在では日本に来日して働く外国人女性は水商売以外の「看護・医療・介護・飲食・工場労働などの分野」でも急増していて、「ジャパゆきさん」という非日常感のある言葉は死語化しつつあります。
この記事で説明した「ジャパゆきさん」の表現には、「1983年に流行語になった言葉で、東南アジアをはじめとするアジア諸国から日本に出稼ぎに来ている女性」などの意味があります。
「ジャパゆきさん」の由来は、「明治時代に日本から東南アジアに出稼ぎに行った日本人女性のからゆきさんを文字ったこと」にあるとされます。
「ジャパゆきさん」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にして下さい。