「外道」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
映画やドラマ、小説などで「外道」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方などを紹介します。
目次
- 「外道」の意味
- 「外道」の表現の使い方
- 「外道」を使った例文と意味を解釈
- 「外道」の類語や類義語
「外道」の意味
「外道」の意味は以下の5つです。
1つ目は「仏教用語で、仏教以外の教えのこと」という意味で、仏教を基準に考えた時の言い方です。
2つ目は「道理に反する考えをすることやその様な人」という意味で、非常識なことや悪いことを言います。
3つ目は「災いをもたらすもの」という意味で、スピリチュアルな意味で「魔」を表します。
4つ目は「心がけの悪い人、邪悪な人」という意味で、人を罵倒する時の言い方です。
5つ目は「釣りで目当てとは違う魚が釣れること」で、釣り用語としてよく使われます。
- 「外道」の読み方
- 「外道」の語源
「外道」の読み方
「外道」の読み方は、「げどう」になります。
「がいどう」と読み間違わない様にしましょう。
「外道」の語源
「外道」の語源は仏教用語からきています。
仏教語では仏教のことを「内道(ないどう)」と言い、仏教以外の教えのことを「外道」と言い表しています。
元々は「外道」は悪い意味ではなく、「異端の教え」「異端の信者」という意味でした。
段々と一般的に使われるようになり、「外道」という漢字から「道に外れた者」という意味が生じる様になり、次第に「悪の道に入った者」という意味で使われる様になったのです。
「外道」の表現の使い方
「外道」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 悪口として使われる
文法的な使い方
「外道」は名詞ですので、文末に使う時には形容動詞して「外道だ・である」になります。
形容詞として使われる時には「外道な〇〇」として使われます。
悪口として使われる
「外道」は「人の道に外れた」「邪悪な人」という意味ですので、人を罵る時の悪口になります。
冗談でも人に対して使うとトラブルになる可能性が高いので注意しましょう。
「外道」を使った例文と意味を解釈
「外道」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「外道」を使った例文1
- 「外道」を使った例文2
「外道」を使った例文1
「詐欺で高齢者を騙すなんて外道がすることだ」
最近高齢者を騙す詐欺が相次いでいるので、その様なことをするのは人の道に外れているという意味を表しています。
「外道」を使った例文2
「不運ばかり続くのは外道の仕業に違いない」
事故や災難など不運が続くので、何か目に見えない悪いものにとりつかれているのかも知れないと思っていることを表しています。
「外道」の類語や類義語
「外道」の類語や類義語を紹介します。
- 「邪道」【じゃどう】
- 「卑劣」【ひれつ】
「邪道」【じゃどう】
「正当ではなく不正なやり方のこと」という意味です。
「外道」が思考や行動を表すのに対して「邪道」は「やり方」を表しています。
「卑劣」【ひれつ】
「行動に品性がなく低級な人のこと」という意味です。
「外道」には数多くの意味がありますが、一般的には「道に外れた者」「邪悪な人」という意味で使われます。
良くないものや常識はずれな人に対して使う様にしましょう。