「硬派」とは?意味や使い方!例文や解釈
「硬派」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「硬派」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「硬派」とは?
- 「硬派」の表現の使い方
- 「硬派」を使った言葉と意味を解釈
- 「硬派」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「硬派」の反対語
- 「硬派」の類語や類義語・言い換え
- 「硬派」の英語と解釈
「硬派」とは?
「硬派」とは強硬な主張、主義を持っていて激しい行動をとろうとする一派、強硬派という意味合いと、女性との交際、お洒落といった軟弱なことを避けて男らしさを誇示する者、またその傾向にある者のことを言う場合とあります。
- 「硬派」の読み方
「硬派」の読み方
「硬派」とは「こうは」と読みます。
「硬派」の表現の使い方
「硬派」とは、二通りの意味合いがありますので、使い方も二通りとなります。
まず強硬な主張、主義を持っていて激しい行動に出ようとするという意味においては「硬派の意見が通る」「硬派の主張に負けた」などと使います。
そしてもう一つは女性と交際をする、服装に気を使うといったことを軟弱と見なして、あえてそのようなことを避ける、男らしさを誇示するような態度を「硬派」と言います。
一般的な会話においてはこちらの意味合いで使われることが多いのではないでしょうか。
「自分は硬派なので」などと男性が言いますのは、女性に慣れていない、浮ついた態度をとっていないといった意味で使うのです。
「硬派」を使った言葉と意味を解釈
「硬派」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「硬派の雑誌」
- 「硬派な男性」
- 「硬派の意見が通る」
「硬派の雑誌」
「硬派の雑誌」とは新聞、雑誌などで、文芸、芸能関係の記事に対して、政治、経済などの記事を扱う雑誌のことを言います。
広い意味合いにおいては、堅い、真面目といった内容や姿勢のことを「硬派」と言い表し、例えば「硬派の記者」「硬派の出版社」などと言うのです。
「もともとは硬派の雑誌だったはずだが、今は芸能情報ばかりが載っている雑誌となってしまった」「彼は、硬派の雑誌しか読まない」「美容室に硬派の雑誌はいらないと思う」などと使います。
「硬派な男性」
「硬派な男性」とはよく使う言い回しですが、どのような男性かと言えば、男らしさを前面に出しているような、浮ついたところがない男性に使います。
一昔前で言えば、男っぽい、筋を通すといった意味合いから不良集団、暴走族といったイメージがあるかもしれません。
今はそのような限定的な意味合いではなく、怖そうだが優しい、ストイック、義理堅い、流行に興味がない、といったように様々な特徴を「硬派な男性」と言います。
「彼はとても硬派な男性なので、二股交際などありえない」「硬派な男性なので、お洒落には疎い」などと使います。
「硬派の意見が通る」
「硬派の意見が通る」の「硬派」とは強硬な主張、主義を持っており、激しい行動に出ようとする一派、強硬派のことを言います。
ですから話し合いなどにおいて、そのような「硬派」の意見が認められる、通用することを「硬派の意見が通る」と言い表すのです。
「最終的に硬派の意見が通る形で終わった」「結局、硬派の意見が通るのだから意見を言うだけ無駄だ」などと使います。
「硬派」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「硬派」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「硬派」を使った例文1
- 「硬派」を使った例文2
「硬派」を使った例文1
「彼はかつては硬派で鳴らしていたはずなのに、随分と雰囲気が柔らかくなったものだ」
「硬派で鳴らす」とは、男らしいと評判であるという意味になります。
例えば、かつては男らしい、軟弱ではないという男性が、年齢を重ねることで柔らかい雰囲気になったり、女性に対しての興味が強くなるような時に例文のような言い方をします。
「硬派」を使った例文2
「硬派な男性の方が、好感度は高い」
「硬派な男性」とは、男らしい、軟弱ではない、筋が通っているなどという意味合いで使われる言葉です。
「軟派」「軟弱」と言われるよりは「硬派」の方がイメージが良いと考える男性にとっては「硬派な男性」というのは褒め言葉ともなるでしょう。
「硬派」の反対語
「硬派」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「軟派」【なんぱ】
「軟派」【なんぱ】
「軟派」とは強い意見を持たない、主義がない一派という意味と、異性との交際、流行などを好む若者に対しての意味とあります。
また遊びを目的に異性に声をかけて交際を求めることを「ナンパ」とも言います。
「軟派な学生ばかりで情けない」「可愛い子をナンパしたいが、上手くいかない」などと使います。
「硬派」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「硬派」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「男気のある」【おとこぎのある】
- 「野性的」【やせいてき】
- 「気風のよい」【きっぷのよい】
- 「武闘派」【ぶとうは】
「男気のある」【おとこぎのある】
「男気のある」とは男らしい性質、気持ちがあること、損得を顧みず弱い者の為に力を貸す性格などを言います。
「会長さんは、本当に男気のある人だ」という風に使います。
「野性的」【やせいてき】
「野性的」とは粗野ではあるが、力強さを感じさせることを言います。
「彼には野性的な魅力がある」などと使います。
「気風のよい」【きっぷのよい】
「気風のよい」とは心意気がいい、気性がいい、性質がいいという意味で使います。
「気風のよい男」という風に使います。
「武闘派」【ぶとうは】
「武闘派」とは武力で相手と争い、戦う一派のことを言います。
「彼は武闘派なので、まともな話し合いにはならないと思う」「武闘派と正面衝突は避けたい」などと使います。
「硬派」の英語と解釈
「硬派」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“uncompromising politicians”、“hard-liners”という単語が強硬派といった意味合いで使われます。
例文は“be a noted uncompromising politician”(硬派の政治家で鳴らしている)となります。
いかがでしたでしょうか。
「硬派」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。