「加勢」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語、日常会話などで「加勢」という言葉を耳にすることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「加勢」の意味
- 「加勢」の表現の使い方
- 「加勢」を使った例文と意味を解釈
- 「加勢」の類語や類義語
「加勢」の意味
「加勢」の意味は、「相手に力を貸して助けること」です。
相手が困っている時や、自分が相手の思想や行動に賛同している時に、相手が行動を起こしているのを見て手助けをすることを言います。
ただ「応援する」という意思表示をするだけではなく、実際に何らかの行動を起こして相手がより目的を達成し易い状況を作ってあげる時の表現です。
- 「加勢」の読み方
- 「加勢」の言葉の成り立ち
「加勢」の読み方
「加勢」の読み方は、「かせい」になります。
芸能人の苗字で「かせ」と読む人がいますが、本来は「かせい」です。
「加勢」の言葉の成り立ち
「加勢」の「加」は「くわえる」とも読み、「その上に乗せて足す」「相手に対する行為」「仲間に加わる」という意味があります。
「勢」は「いきおい」とも読み、「力」「軍力・兵力」という意味があります。
「加勢」は元々昔の戦で使われていた言葉で、「兵力を持って助ける」という意味で使われていました。
現在では「能力や権力、力などを持って手助けすること」として使われています。
「加勢」の表現の使い方
「加勢」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 善悪は関係ない
文法的な使い方
「加勢」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「加勢する・した」と使います。
形容動詞として使われることは滅多にありません。
文章にする時には「誰に対して」という説明が付くことが多くなります。
善悪は関係ない
「加勢」は、手助けする相手が正しいか間違っているかは関係ありません。
元々は戦の時に使われていた言葉で、相手が正しいと思う他に、自分が有利になると思う方に味方することもありました。
単に相手に対して力を貸すことを表します。
「加勢」を使った例文と意味を解釈
「加勢」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「加勢」を使った例文1
- 「加勢」を使った例文2
「加勢」を使った例文1
「会議で彼が論破されそうだったので、思わず加勢した」
会議で反対意見が多く、議論で負けそうになっている人がいたので、見方をして討論に参加したことを表します。
「加勢」を使った例文2
「草野球で経験者が加勢してくれたお蔭で優勝できた」
趣味の草野球チームの大会で、昔野球部だった人など経験者が複数参加してくれたお蔭で優勝できたことを表しています。
「加勢」の類語や類義語
「加勢」の類語や類義語を紹介します。
- 「助力」【じょりょく】
- 「バックアップ」【ばっくあっぷ】
「助力」【じょりょく】
「他の人の仕事や活動に力を貸すこと」という意味で、ビジネスでは相手から手助けをして貰った時に使うことが多くなります。
「バックアップ」【ばっくあっぷ】
「スポーツで守備をカバーすること」「援助して盛り立てること」「コンピュータのデータを保存しておくこと」という意味です。
「加勢」は、「相手に力を貸して助けること」という意味です。
思わず相手に手助けしてあげた時に使いましょう。