「遭う」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
文章を書く時に「遭う」という言葉の使い方で迷うことがあります。
意味と使い方、同音異義語などについても紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「遭う」の意味
- 「遭う」の表現の使い方
- 「遭う」を使った例文と意味を解釈
- 「遭う」の類語や類義語
「遭う」の意味
「遭う」の意味は、ネットで検索すると「会う」「合う」「遇う」「逢う」などと一緒に載っていることが多くなります。
「遭う」として使われる意味は主に以下の2つです。
1つ目は「偶然に出会う」という意味で、外出していてばったりと出くわすことを表します。
2つ目は「好ましくないことに出会う」という意味で、こちらの意味で使われることが多くなります。
- 「遭う」の読み方
- 「遭う」「会う」「合う」「逢う」の違い
「遭う」の読み方
「遭う」の読み方は、「あう」になります。
読み方は難しくないのですが、書こうと思うと意外に難しいので覚えておきましょう。
「遭う」「会う」「合う」「逢う」の違い
「遭う」と同じ読み方をする言葉で、普段使い方を迷う言葉に「会う」「合う」「逢う」があります。
「遭う」は、「好ましくない出来事が起きたり、悪い影響を受けること」という意味です。
「遭難」などに使われる様に、偶然起きたものごとに対して使われます。
「会う」は、「人と顔をあわせること」という意味で、「会議」などに使われる様に、人が出会うことに対して使われます。
「合う」は、「ものごとが一致した状態になること」という意味で、「合計」などに使われる様に、ものごとが一つにまとまる時に使われます。
「逢う」は「親しい人や好意のある人と顔を合わせること」という意味で、「逢瀬」などに使われる様に、人と運命的に対面する時に使われます。
「遭う」の表現の使い方
「遭う」の表現の使い方を紹介します。
「遭う」は動詞ですので、文末にそのまま使えます。
「〇〇に遭う」として使われることが最も多くなります。
「遭う」は、事故や災害などネガティブなものごとに対して使います。
偶然的に好ましくないことに出会った時の表現で、「幸運に遭う」などとは使いません。
- 「合う」と「遭う」の違い
「合う」と「遭う」の違い
【合う】一致する。調和する。互いにする。
意見が合う。答えが合う。計算が合う。目が合う。好みに合う。部屋に合った家具。 割に合わない仕事。会議で話し合う。幸運に巡り合う*。
【遭う】思わぬことや好ましくない出来事に遭遇する。
思い掛けない反対に遭う。災難に遭う。にわか雨に遭う。
「遭う」を使った例文と意味を解釈
「遭う」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「遭う」を使った例文1
- 「遭う」を使った例文2
「遭う」を使った例文1
「今回の台風では浸水が発生して酷い目に遭った」
超大型の台風が来て近くを流れている河川が決壊してしまい、浸水が起きて被害が及んだことを表しています。
「遭う」を使った例文2
「交通事故に遭って入院している友人のお見舞いをした」
交通事故によりケガをして入院している友人のお見舞いに行ったことを表しています。
「遭う」の類語や類義語
「遭う」の類語や類義語を紹介します。
- 「被る」【こうむる】
- 「見舞われる」【みまわれる】
「被る」【こうむる】
「かぶる」ではなく「こうむる」と読み、「災いなどがふりかかること」という意味です。
「見舞われる」【みまわれる】
「事故や災難など、好ましくない事態に偶然巡り当たること」という意味です。
「遭う」は「好ましくないことに出会う」という意味です。
事故や災害などで被害を受けた時に使いましょう。