「取り持ち役」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスで「取り持ち役」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「取り持ち役」の意味
- 「取り持ち役」の表現の使い方
- 「取り持ち役」を使った例文と意味を解釈
- 「取り持ち役」の類語や類義語
「取り持ち役」の意味
「取り持ち役」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「2人以上の間に入り、仲介を買って出ること」という意味です。
お互いに親しい関係ではなかったり、あまり仲が良くないなどで、連絡を取りにくい時に、話を進める為に中に入る人のことを言います。
2つ目は「人をもてなすこと」という意味で、人を接待する担当の人のことを言います。
- 「取り持ち役」の読み方
- 「取り持ち役」を分解して解釈
「取り持ち役」の読み方
「取り持ち役」の読み方は、「とりもちやく」になります。
難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「取り持ち役」を分解して解釈
「取り持ち役」は「取り+持ち+役」で成り立っています。
「取り」は動詞「取る」の連用形で、「離れているものに近づき手に持つこと」という意味の他に、連用形として「直接手掛けて~する」「語調を整える意」という意味があります。
「持ち」も動詞「持つ」の連用形で「手に取る」という意味の他に「成り立たせる」という意味があります。
「役」は「受け持ちの任務」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「成り立たせる様に手掛ける任務」という意味から「仲立ちをする人」という意味で使われています。
「取り持ち役」の表現の使い方
「取り持ち役」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 肩書がある訳ではない
文法的な使い方
「取り持ち役」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「取り持ち役になる・なった」とされたり、形容動詞として「取り持ち役だ・である」として使われます。
肩書がある訳ではない
「取り持ち役」や、特にその様な肩書が決められている訳ではなく、当事者達の暗黙の了解として使われることが多くなります。
契約が絡む時には「仲介人」「仲介業者」などと言われます。
「取り持ち役」を使った例文と意味を解釈
「取り持ち役」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「取り持ち役」を使った例文1
- 「取り持ち役」を使った例文2
「取り持ち役」を使った例文1
「新規に参入する企業の取り持ち役を買って出た」
その業界に新規に参入する企業を、他の企業に紹介する役割を引き受けたことを表しています。
「取り持ち役」を使った例文2
「新規の顧客を紹介する取り持ち役を果たした」
企業に対して、そのサービスを必要としている顧客を紹介してあげたことを表しています。
「取り持ち役」の類語や類義語
「取り持ち役」の類語や類義語を紹介します。
- 「斡旋業者」【あっせんぎょうしゃ】
- 「口利き役」【くちききやく】
「斡旋業者」【あっせんぎょうしゃ】
不動産業界や金融業界など専門知識を必要とする売買契約で、当事者間に入り話をとりまとめる業者のことを言います。
「口利き役」【くちききやく】
「2者の間に入り、紹介や世話をする人のこと」という意味です。
「取り持ち役」は「2人以上の間に入り、仲介を買って出ること」「人をもてなすこと」という意味があります。
うまく話しをまとめる能力がある人に対して使いましょう。