「共鳴」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「共鳴」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「共鳴」の意味
- 「共鳴」の表現の使い方
- 「共鳴」を使った例文と意味を解釈
- 「共鳴」の類語や類義語
「共鳴」の意味
「共鳴」の意味は以下の2つです。
1つ目は、物理的な内容で「あるものが振動することにより、離れている他のものが振動する様になる現象のこと」です。
2つ以上のもので、振動する数値が同じ物体がある時に、一つに刺激を与えて振動させることで、何もしていない他のものも振動して音がでることを言います。
例として、音楽で使う「音叉(おんさ)」で、1つ2を鳴らすともう一方も鳴り始めるという現象があります。
2つ目は、「他人の考えや主張、行動などに心から感じ入ること」という意味で、日常会話で良く使われます。
人の言動に対して強く同感して相手に引き寄せられることを言います。
- 「共鳴」の読み方
- 「共鳴」と「共感」の違い
「共鳴」の読み方
「共鳴」の読み方は、「きょうめい」になります。
難しい漢字ではないので、読み書きできる様にしておきましょう。
「共鳴」と「共感」の違い
「共鳴」と似た言葉に「共感」がありますが、この2つは使い分けがあります。
「共鳴」は、「感じるだけではなく、自分から何かしら積極的な行動を取る意志がある時」に使われます。
相手に対してアプローチして行ったり、積極的に行動を起こすことも含まれます。
「共感」は、「自分の気持ちの中で強く引き込まれること」で、冷静さを保っていることを表します。
「共鳴」の表現の使い方
「共鳴」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自分の気持ちを表す時に使う
文法的な使い方
「共鳴」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「共鳴する・した」となったり、文章によっては形容動詞として「共鳴だ・である」と使うこともあります。
副詞として使う時には「共鳴して」になります。
自分の気持ちを表す時に使う
「共鳴」は「鳴」という言葉が使われています。
「鳴」は「鳴く」とも読み、「声を出す」という意味があります。
何かに強く感動して、自分から「良い」「感動した」「強く引かれる」という意思表示をする時に使います。
「共鳴」を使った例文と意味を解釈
「共鳴」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「共鳴」を使った例文1
- 「共鳴」を使った例文2
「共鳴」を使った例文1
「歌を歌っていたら壁が共鳴してびりびりと音が鳴った」
ボイトレで鍛えている歌手が歌を歌った時に、声の周波数が部屋にあるものに影響して鳴り響いたことを表しています。
「共鳴」を使った例文2
「映画の内容に共鳴した友人と聖地めぐりをした」
映画の内容が素晴らしく、友人と共に感動してその世界に入り込み、モデルとなった場所を訪れたことを表しています。
「共鳴」の類語や類義語
「共鳴」の類語や類義語を紹介します。
- 「音波」【おんぱ】
- 「賛同」【さんどう】
「音波」【おんぱ】
「ものが振動することにより、空気に波動が発生すること」という意味です。
「賛同」【さんどう】
「他人の意見や感情が自分と一致していることを意思表示する」という意味です。
「共鳴」は「あるものが振動することにより、離れている他のものが振動する様になる現象のこと」「他人の考えや行動などに心から感じ入ること」という2つの意味があります。
あるものごとに強く感動してその様にしたいと思った時に使いましょう。