「論議」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「論議」という表現は「すでに論議する段階は過ぎました」や「十分に論議を尽くさなければいけません」などの文章で使われますが、「論議」はどんな意味を持っているのでしょうか?
「論議」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「論議」の意味
- 「論議」の表現の使い方
- 「論議」を使った例文と意味を解釈
- 「論議」の類語や類義語
「論議」の意味
「論議」という表現は、「お互いの意見・考えを述べて、ある物事の是非を論じ合ったり明らかにしたりすること」を意味しています。
「論議」の語源は仏教用語の「論議」にあり、「仏教教義を明らかにするための問答・問答の形式」や「声明(しょうみょう)の一種」を意味していました。
「論議(ろんぎ)」と「議論(ぎろん)」は似ていますが、「論議」のほうが「議論」よりも「問題解決に向けたお互いの意見の調整」というニュアンスが強くなっています。
- 「論議」の読み方
「論議」の読み方
「論議」の読み方は、「ろんぎ」になります。
「論議」の表現の使い方
「論議」の表現の使い方を紹介します。
「論議」の表現の使い方は、「ある問題の解決に向けて、お互いの意見・考えを述べながら論じ合う場合」に使うという使い方になります。
例えば、「町内の清掃活動を誰が行うかについて論議が行われました」などの文章で、「論議」の表現を使用することができます。
「論議」を使った例文と意味を解釈
「論議」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「論議」を使った例文1
- 「論議」を使った例文2
「論議」を使った例文1
「近代文学の色々な作品について論議するという有意義な時間を過ごすことができました」
この「論議」を使った例文は、「近代文学の色々な作品の内容・是非などについて話し合う」という意味合いで、「論議」の表現を使っています。
「論議」を使った例文2
「政治的な難題の多くはただ論議するだけでは解決できず、最後には政治決断が求められます」
この「論議」を使った例文は、「論議」という表現を、「政治的な難題の多くは、ただお互いの意見を出して是非を論じ合うだけでは解決できない」の意味を持つ文脈で使用しています。
「論議」の類語や類義語
「論議」の類語や類義語を紹介します。
- 「議論・弁論」
- 「話し合い・ディスカッション」
「議論・弁論」
「議論」というのは、「自分の意見(正しさ)を主張して、相手の意見と戦わせること」を意味する表現です。
「弁論」という表現は、「言葉によって物事を明らかにしたり相手を説得したりしようとすること」を意味しています。
それらの意味合いから、お互いの意見を述べて是非を論じ合うことを示す「論議」と良く似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「議論・弁論」という表現を指摘することができます。
「話し合い・ディスカッション」
「論議」という表現は、「お互いの考えを出して話し合いをすること」や「お互いの意見を述べ合うディスカッション(議論・討論)をすること」を意味しています。
この意味から、「論議」と類似の意味を持つ類義語として、「話し合い・ディスカッション」の表現を上げられるのです。
この記事で説明した「論議」の表現には、「お互いの意見・考えを述べ合って、ある物事(問題)の解決策を探したり、物事の内容(本質)を明らかにしたりしようとすること」などの意味があります。
「論議」の類語・類義語として、「議論・弁論」「話し合い・ディスカッション」などがあります。
「論議」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。