「討ち取る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「討ち取る」という表現は「敵の大将を討ち取りました」や「討ち取るべき相手がいます」などの文章で使われますが、「討ち取る」にはどのような意味があるのでしょうか?
「討ち取る」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、分かりやすく解説していきます。
目次
- 「討ち取る」の意味
- 「討ち取る」の表現の使い方
- 「討ち取る」を使った例文と意味を解釈
- 「討ち取る」の類語や類義語
「討ち取る」の意味
「討ち取る」という表現は「武器などを使用して敵を殺害すること・敵を倒すこと」を意味しています。
「討ち取る」という言葉は「特に刀剣・槍などを使って敵を殺すこと」の意味のニュアンスが強くなっていて、「敵国を攻めて滅ぼす」という古語的な意味もあります。
同音異義語の「打ち取る(うちとる)」であれば、「試合・競争などで相手を負かすこと」という意味もあります。
- 「討ち取る」の読み方
「討ち取る」の読み方
「討ち取る」の読み方は、「うちとる」になります。
「討ち取る」の表現の使い方
「討ち取る」の表現の使い方を紹介します。
「討ち取る」という表現は、「刀・剣・槍などの武器(銃器ではない刃物)を用いて、敵を殺害して倒す場合」に使うという使い方になります。
例えば、「私は先祖の名誉にかけても、必ず敵の大将を討ち取ってきます」といった文章で、「討ち取る」の表現を適切に使用することができます。
また「敵国を討ち取ってきます」のように、「敵国を攻撃して滅ぼす」という古語的な用法で使われることもあります。
「討ち取る」を使った例文と意味を解釈
「討ち取る」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「討ち取る」を使った例文1
- 「討ち取る」を使った例文2
「討ち取る」を使った例文1
「一番槍で敵陣に乗り込んで、敵の大将の首を討ち取るような武功を上げられれば、破格の昇進を遂げられるでしょう」
この「討ち取る」を使った例文は、「討ち取る」という表現を、「敵の大将の首を武器で落として殺害するような武功」という意味合いで使っています。
「討ち取る」を使った例文2
「憎き両親の仇を見事に討ち取るまで、故郷の村に帰るつもりはありません」
この「討ち取る」を使った例文は、「憎い両親の仇を見事に倒して殺すまで」という意味を持つ文脈で、「討ち取る」という表現を使用しています。
「討ち取る」の類語や類義語
「討ち取る」の類語や類義語を紹介します。
- 「討つ・討ち果たす」
- 「殺害する・首を取る」
「討つ・討ち果たす」
「討つ」という言葉は、「敵国を攻撃すること・敵を攻めて倒すこと」を意味しています。
「討ち果たす」という表現は、「敵国を攻めて滅ぼすこと・敵を確実に倒して殺害すること」を示しています。
これらの意味から、敵を刀剣の武器で殺害することを示す「討ち取る」と良く似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「討つ・討ち果たす」を上げられます。
「殺害する・首を取る」
「討ち取る」という表現は、「敵を刀剣・槍などの武器で殺害すること」や「近代以前のいくさで敵の首を落として取ること」を意味しています。
その意味から、「殺害する・首を取る」という表現を、「討ち取る」と類似の意味を持つ類義語として解釈できるのです。
この記事で説明した「討ち取る」の表現には、「主に刀剣・槍などの武器を用いて、敵を殺害すること」や「敵を倒して命を奪うこと・首を落とすこと」、「敵国を攻めて滅ぼす」などの意味があります。
「討ち取る」の類語・類義語として、「討つ・討ち果たす」「殺害する・首を取る」などがあります。
「討ち取る」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。