「陰口」とは?意味や使い方!例文や解釈
「陰口」という表現は「いつも彼女の陰口を言っていました」や「陰口を叩く人は信用できません」といった文章で使われますが、「陰口」にはどんな意味があるのでしょうか?
「陰口」の表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・陰口と悪口の違い・類義語・英語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「陰口」とは?
- 「陰口」の表現の使い方
- 「陰口」を使った言葉と意味を解釈
- 「陰口」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「陰口」と「悪口」の意味の違い
- 「陰口」の類語や類義語・言い換え
- 「陰口」の英語と解釈
「陰口」とは?
「陰口」という表現は、「その人がいないところで悪口を言うこと(本人ではない第三者に悪口を言うこと)」や「陰でその人に聞こえないようにひそひそと言う悪口」を意味しています。
「陰口」というのは、「裏で隠れてこそこそと言う悪口」や「その人がいない場所で語る誹謗中傷」のことを意味している表現なのです。
- 「陰口」の読み方
「陰口」の読み方
「陰口」の読み方は、「かげぐち」になります。
「陰口」の表現の使い方
「陰口」の表現の使い方は、「その人がいないところで悪口・誹謗中傷を言う場合」に使うという使い方になります。
例えば、「陰口を聞いている人は、いつの間にか他人の恨み・怒りを買いやすいものです」や「本人がいない場所で陰口を叩くのは卑劣な行為だと思います」といった文章で、「陰口」という表現を適切に使用することができます。
「陰口」を使った言葉と意味を解釈
「陰口」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「陰口を言う」【かげぐちをいう】
- 「陰口を叩く」【かげぐちをたたく】
- 「陰口を聞く」【かげぐちをきく】
「陰口を言う」【かげぐちをいう】
「陰口を言う」という表現は、「相手(本人)のいないところで、その人の悪口・中傷を言うこと」を意味しています。
例えば、「仕事が終わってから、居酒屋で上司の陰口を言うことがみんなの習慣になっていました」といった文章で使うことができます。
「陰口を叩く」【かげぐちをたたく】
「陰口を叩く」という表現は、「その人がいないところで、その人の悪口・誹謗を強い調子で言うこと」を意味しています。
例えば、「陰口を叩いてばかりの人は、周囲の人からの信頼を失ってしまいやすいのです」などの文章で使われます。
「陰口を聞く」【かげぐちをきく】
「陰口を聞く」という表現は、「その人(本人)がいない場所でその人の悪口を言うこと、あるいはその人の悪口を聞くこと」を意味しています。
例えば、「その職場では、同僚同士で陰口を聞くことは日常茶飯事でした」といった文章で使用できます。
「陰口」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「陰口」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「陰口」を使った例文1
- 「陰口」を使った例文2
「陰口」を使った例文1
「みんなで彼の陰口を言っていたことに、担任の教師は恐らく気づいていたと思います」
この「陰口」を使った例文は、「みんなで彼のいないところで彼の悪口・中傷を言っていたことに、担任の教師は恐らく気づいていた」という意味合いで、「陰口」という表現を使用しています。
「陰口」を使った例文2
「親しい友人だと思って信じていた人から陰口を叩かれると、精神的にひどく傷ついてしまいます」
この「陰口」を使った例文は、「陰口」という表現を、「親しい友人だと思って信じていた人が、自分のいない場所で自分の悪口を言っていると」という意味を持つ文脈で使っています。
「陰口」と「悪口」の意味の違い
「陰口」という表現は、「その人本人がいない場所(陰)で、その人の悪口・中傷をこそこそと言うこと」を意味しています。
それに対して、「悪口」という表現は「人を貶めたりけなしたり、さげすんだりして言う否定的な言葉・物言い」を意味しているという違いがあります。
「陰口」という言葉は「本人に向かって直接言わずに陰でこそこそと言う悪口」に意味の重点がありますが、「悪口」という言葉は「相手に向かって直接言う否定的な言葉も含む」という明らかな意味の違いがあるのです。
「陰口」というのは「悪口の一種」であり、「悪口」の中に「陰口(本人のいない場所でいう悪口)」も含まれているのです。
「陰口」の類語や類義語・言い換え
「陰口」の類語・類義語・言い換えを紹介して、その意味を解説していきます。
- 「悪口・言葉の暴力」
- 「誹謗中傷・心無い発言」
- 「嫌味・当てつけ」
「悪口・言葉の暴力」
「陰口」という表現は、「その人がいない場所で語られる悪口」や「その人の存在・言動などを否定的に語って攻撃する言葉の暴力」のことを意味しています。
それらの意味合いから、「陰口」と良く似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「悪口・言葉の暴力」という表現を上げることができるのです。
「誹謗中傷・心無い発言」
「誹謗中傷」という表現は、「相手のことを強く非難(否定)して、徹底的に悪く言ったり罵ったりすること」を意味しています。
「心無い発言」というのは、「相手に対する思いやりや配慮がない冷たくて攻撃的な言葉、相手を謗る(そしる)ひどい言葉」を意味する表現です。
この意味から、相手のいない所で非難したり謗ったりすることを示す「陰口」の表現は、「誹謗中傷・心無い発言」という表現で言い換えられるケースがあるのです。
「嫌味・当てつけ」
「嫌味」という表現は、「わざと当てつけるように、相手の嫌がるようなこと(相手が傷つくようなこと)をしたり言ったりすること」を意味しています。
その意味合いから、陰で相手の悪口を言うことを意味する「陰口」と近しい類似の意味を持つ類義語として、「嫌味・当てつけ」という表現を指摘することができます。
「陰口」の英語と解釈
「陰口」という言葉を英語で表現して、その意味を解釈していきます。
“backbiting”(陰で悪口を言うこと・陰口)
“backbite somebody”(~の陰口を叩く・~の悪口を言う)
“speak ill of somebody behind one's back”(~の背後で悪口を言う・~の陰口を言う)
“talk about somebody behind one's back”(~のいないところで~について語る・~の陰口を言う)
“She always spoke ill of(talked about) her teacher behind his back after school.”
「陰口」を使ったこの英語の例文は、「彼女は放課後にいつも、先生の陰口を言いました」ということを意味しています。
この記事で説明した「陰口」の表現には、「その人がいないところで悪口を言うこと」や「陰に隠れてこそこそと言う悪口・中傷」などの意味があります。
「陰口」の類語・類義語として、「悪口・言葉の暴力」「誹謗中傷・心無い発言」「嫌味・当てつけ」などがあります。
「陰口」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。