「ヨイショする」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「ヨイショする」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども含めて紹介します。
目次
- 「ヨイショする」とは?意味
- 「ヨイショする」の表現の使い方
- 「ヨイショする」を使った例文と意味を解釈
- 「ヨイショする」の類語や類義語
「ヨイショする」とは?意味
「ヨイショする」の意味は「人をやたらとほめて良い気分にさせて見返りを期待すること」です。
自分にとって有益だと思われる人に対して、何かとほめ言葉を並べてプライドを満足させて、浮かれさせることを言います。
ただ良い気分にさせるだけではなく、その勢いで優遇して貰ったり、援助をして貰うなどの見返りを期待している時の表現です。
- 「ヨイショ」の本来の意味
- 「ヨイショ」の語源
「ヨイショ」の本来の意味
「ヨイショする」の「ヨイショ」とは、本来は「力を込めて重いものを持ち上げたりなど、ある動作を起こす時に発する掛け声のこと」です。
重い荷物を持ち上げたり、相撲でしこを踏む時などに掛け声として「ヨイショ」と言います。
また、芸人の間では、パトロンをおだてて良い気分にさせて、よりお金を出して貰う様にするなどの意図がある時に使われる言葉です。
「ヨイショ」の語源
「ヨイショ」の語源は以下の3つがあります。
1つ目は、「仏教用語で、修行僧が山を登る時に唱えた『六根清浄(ろっこんしょうじょう)』という言葉が変化したもの」という説で「どっこしょ」の語源でもあります。
2つ目は「イスラエル語で重いものを持ち上げる時に『ヤイシュ』と言ったことからきている」という説です。
3つ目は「『用意をしよう』という言葉が変化したもの」という説です。
「ヨイショする」の表現の使い方
「ヨイショする」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- ビジネスでも使われる
文法的な使い方
「ヨイショする」は動詞を伴った言葉ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「ヨイショして」になり、「ヨイショされる」と受け身形で使われることもあります。
ビジネスでも使われる
「ヨイショする」は、自分に有利になる様に相手を良い気分にさせて情報を引き出したり、条件を承諾させる為のトークテクニックです。
ビジネスを有利に進める為に使われることもあります。
「ヨイショする」を使った例文と意味を解釈
「ヨイショする」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「ヨイショする」を使った例文1
- 「ヨイショする」を使った例文2
「ヨイショする」を使った例文1
「部長をヨイショして飲み会で余分にかかった分を負担させる」
飲み会で、部長をほめたりおだてたりして、コース以外に頼んだお酒やデザートなどの金額を出して貰う様にすることを表しています。
「ヨイショする」を使った例文2
「彼女はヨイショされて人の仕事を手伝うことにしたらしい」
「やっぱり〇〇さんでないと」などとおだてられて、結果的に人の仕事を手伝う羽目になってしまったことを表しています。
「ヨイショする」の類語や類義語
「ヨイショする」の類語や類義語を紹介します。
- 「ご機嫌取り」【ごきげんとり】
- 「胡麻擦り」【ごますり】
「ご機嫌取り」【ごきげんとり】
「人に気に入られる様に、必要以上にへりくだってふるまうこと」という意味です。
「胡麻擦り」【ごますり】
「人に気に入られる様にふるまい、利益を得ようとすること」という意味で、「擦った胡麻があちこちに飛び散ってくっつく様子」をこびたふるまいに例えています。
「ヨイショする」は「人をやたらとほめて良い気分にさせて見返りを期待すること」という意味です。
ビジネスでも上手に使える様になりましょう。